なかなか書けない続き。備忘録なのに忘れそう
乗馬クラブ巡りは、クラブの見学と雰囲気でビジターをお願いできそうだったら、
その場でお願いするというスタンスでしたが、結局ビジターレッスンをお願いできたのは、2つでした。
この2つが実質移籍先候補となりました。
中規模クラブと個人経営の小さいクラブ。
個人経営のクラブは1年限定会員になったクラブと規模はそれほど変わらず、場所も少し近くなる程度。
中規模クラブの方はうちからで15分程度の割と近いところにありました。
初めに入会したのは、1時間半くらいかかっていたので、初めからこので15分クラブに入っていたら、
また違った乗馬ライフだったかもしれません。
知る人ぞ知るオリンピック選手が所属していたり、セレブな雰囲気のクラブで併設されたカフェのランチが
本格的で感動しました。
レッスンは基本部班で、レベル分けされていました。若いインストラクターのお兄さんはとても親切で
わかりやすく、移籍先の検討材料というか、ビジターレッスンとして普通に受けた甲斐がありました
ただ。私がクラブへの入り方を間違えて、通常の駐車場ではなくクラブハウス近くの路肩に停めたせいなのですが、
帰りに車の前輪が路肩の溝に落ちてしまい、スタッフの方数人に持ち上げていただくという大変なご迷惑をおかけする
事態になりました
「これに懲りずにまた来てくださいね」
と本当に親切に見送っていただいたのですが、移籍する決定は保留
もう1ヶ所のクラブはネットのホームページもないクラブクラブの情報皆無
そんなクラブがなぜ候補になったかというと、現クラブでお世話になっていた先生の友達がクラブ長だったから。
現クラブでその先生に習うようになってから、競技会にも行くようになりました。もちろん観るだけ。
同じクラブの方が出場するので、お手伝いを頼まれて付いて行っていたのですが、その時にこのクラブの
クラブ長を見ていたので知っていました。
お世話になった先生の友達だから、少し気になっていました。
セレブクラブのビジターレッスン帰りに幹線道路を下って、そのクラブにたどり着きました。カーナビの案内さえもわかりにくい
田んぼの中。
馬場は一面できれいな長方形。厩舎には20頭くらいの馬がいて、その間クラブハウスらしきものが。
洗い場に回ると紳士が1人、馬装をしていました。
「あのー。先生はいらっしゃいますか」
と、その方に声をかけると、
「その中にいるんじゃない」
とクラブハウスらしき建物を指しました。私はお礼をいって、その建物に向かいました。
ドアをノックしましたが、応答なし。再度たたいても、シーン
再びノックしようとすると、急にドアが外側にむけて開きました。押されて思わずドアのノブに
しがみつく私
競技会で何度か見たことのあるクラブ長はただ黙って私を見ていました
「あのー」
「はい」
「ビジターレッスンをお願いできないかなと思いまして」
「……」
「ビジターレッスンは可能ですか」
「可能ですよ」
「じゃあ、お願いします」
「今日まで正月休みのつもりだったんだけど、今から乗りますか」
とクラブ長はそう言いました。そう。実はこの日は1月2日でした。お正月
いえいえいえ、急に今からは乗りません
にしても、まったく愛想がない人。これまでの乗馬クラブの雰囲気とは全く違う。
クラブ長自体、あまりこれまで見たことないタイプの「馬の人」
とりあえず、1週間後に予約して、その日はクラブを辞しました。
まだカゲオに出会う9ヶ月前。