えっらい古い内容で恐縮でございます・・・

 

 

それは2021年 梅雨入りした頃のこと。

 

ワタクシ、

BAJAのサイドスタンドについてかなり前から気になっていたことがありまして・・・

 

(2017.01.12 撮影)

 

BAJAのサイドスタンドは2017年1月にツヤ消し塗料で塗装をしました。

 

 

あれから約4年半・・・

その塗装も剥げてかなりサビが目立つようになってきました。

 

しかし!

ワタクシが気になっていたのはそんなことではないのです!!

 

 

この先端形状の感じ、

そしてこの大きさなのであります!!

 

プレスしてわざわざ凹んだ形状にしてあります。

メーカーがやることですからきっと何かしらの意味があるのでしょう・・・

 

 

強度を出すことと、

接地面に適度な曲面(反り)をもたせたかったんだろうなぁとは推察できますが!

 

しかし、

このように凹んだ形状にしてあると水(雨水)が溜まりやすいのが気に入らない!!

 

それが原因でサビが発生してしまいます。

 

 

なんにせよ・・・

接地面がとにかく小さいのであります!!

 

ある程度の厚みで、

単純な形状のプレートでええのになぁ・・・とワタクシは思っとった訳です!

 

一般道では特に問題ありませんが、

この小さな接地面では林道などではスタンドが埋まってしまう場面が多くあります。

 

・・・という訳で、

梅雨時でどうせ乗れないので先端形状を考えてみることにしました。

 

 

ただいま適当な大きさのプレートを置いて形状をどうするかを考えとります・・・

 

タイヤ交換前でブロックパターンが擦り減っているので、

サイドスタンドの角度は新品タイヤの時よりは角度が立っている状態です。

 

 

新品タイヤで合わせると、

擦り減ってきた時に角度が立ちぎみになってしまい反対方向に倒れやすくなります。

 

擦り減った状態で合わせると、

タイヤを新品にした時にサイドスタンドの角度がきつくなってしまいます。

 

そんなようなことも考慮して、

メーカーは接地面に適度な反りをもたせたんだろうと勝手に推察しております。

 

なので、

単純にただ接地面を大きくすればいいという訳ではなさそうです・・・

 

 


 

それはそうとして・・・

このタイミングでどえらいことが発覚しやがったのです!!

 

あああっ!!

 

サイドスタンドのスプリングを外してみましたら・・・

 

 

ベースプレート側のこのスプリングが引っかかる部分がぁ・・・

 

 

めっちゃ削れてしまってますやん!!

 

 

こちらは下から覗き込んだアングルでございます・・・

 

 

やはり前側も半分ほど削れてしまってますやん・・・

 

これは・・・ 

アカン、アカンですやん・・・!!

 

 

ちなみにこちらはサイドスタンド側のスプリングが引っ掛かる部分でございます。

 

 

こちらはありがたいことにほとんど削れていませんでした。

 

ベースプレート側はサイドスタンドをかけたり蹴り上げたりする度に、

スプリングが引っかかっている部分が回転して削れていってしまうんでしょうね~

 

 

もはやこうなってくると、

サイドスタンドの先端形状がどうとか言ってる場合ではない!!

まずはコイツを何とかしないと・・・!!

 

 

↑ここまでは2021年6月時点でのお話です。

 

 

そして・・・

 

それからなんやかんやで5ヶ月ほどたってしまったある日のこと・・・

 

 

ワタクシは意を決してある場所にBAJAを持ちこんでやりました。

 

削れてしまった部分をTIG溶接で肉盛りしてやろうと思いましてー

 

 

アースを取るためにベースプレートの塗膜を剥がしてやりました。

 

溶接をするので念のためにバッテリーのマイナス端子を外し、

CDI、レギュレーターなどの電装品のコネクターも外しておきました。

 

引火の可能性も無きにしも非ずなので、

タンクのコックをOFFにしてキャブレターのガソリンも使い切っておきました。

 

さらに、一応タンクも外しておきました。

 

大丈夫だとは思いますが何かあってはアカンのでー

 

 

アハン

やはり見事にえぐれてしまっております!

 

ちょっと肉盛りしてやるだけで済むと思っていたのですが・・・

 

結果としては、

ワタクシ、見事にやらかしました!!

 

ワタクシのヘッタクソなTIG溶接・・・

削れていた部分への肉盛りはまあまあエエ感じでできたのですが・・・

 

 

その代わりにこの先端部分が半分ぐらい溶けて欠けてしまったぁ・・・

 

ややや、

こーれはめっちゃマズイですやん!!

 

その瞬間、とってもイヤな汗(冷や汗?)が出ました・・・

 

あまりの焦り加減に写真を撮る余裕は一切ありませんでした。

とにかく、 なんとかしなければぁ・・・!

 

本当は心の中でめっちゃ焦っていましたが、

その場でできる対策を必死こいて考えた末、ある「妥協策」を思いつきました。

 

その「妥協策」とは・・・?

 

 

元々の細くなっている部分(矢印)にではなく、

根元の太い部分(矢印)に直接スプリングを引っかけてやろうという魂胆です。

 

*うまくいくという確証が一切なくドキドキしながらの作業だったので以降の写真が一切ないです。

 

先端部分と細くなっている部分は思い切ってカットです。

 

根元の太い部分の径はφ8mm、

スプリングのフック部分の内径がほぼピッタリだったのでおそらく問題ないはず!

 

ただし、

そのままではサイドスタンドを蹴りあげる度にスプリングが動いてしまうので、

前後にズレない(外れない)ようにするためのストッパー?的なパーツが必要です。

 

たまたまその辺にあったカラー(ちょっと厚めのワッシャー?)を、

ボール盤で内径をφ8に拡げて奥側に1枚叩き込み位置を調整して溶接。

 

こいつはスプリングがフレーム側へズレていかないようにするためのやつです。

 

それからもう1枚を、

手前側(溶けてなくなってしまったヤツの代わり)に溶接してやりました。

 

これでスプリングの位置が定まりました。

 

・・・ということで。

 

 

なんとかギリギリ、どうにかなったぁ!!

 

 

2枚のカラーによってスプリングの位置がしっかり定まりました。

 

 

いやあ 焦ったぁ・・・

一時はどうなることかと思いました!!

 

 

ここまで相当焦って必死こいていろいろやりましたが・・・

 

ワタクシはふと気づいたのです。

 

当初の計画

これっぽっちも進んどらへんやん・・・

 

チーン・・・

 

 

地味~に続くのであります。