XR BAJA Fフォーク オーバーホール 続きでございます。
2020.05.05
大問題のフォークセンターボルト!
中途半端に緩んでしまったので「スパッ」と諦めることさえ許されへんという現実!!
緩まへんし、締め直すこともできへん・・・って!!
ワタクシはお茶を飲んで少し冷静になることにしました。
今、最優先でやるべきことは・・・
とにかく、なりふり構わずヤツを外したることのみである!!
組み直す時のことは後で考えるとして、まずはバラせないことには作業が進みません!
どうするべきかをいろいろと考えてみました。
27mmのナットがあればいいのかぁ・・・
その時!
ふと、ボルドールのリアのアクスルシャフトの頭が27mmだったことを思い出しました。
しかもシャフトには貫通穴が空いている!
あの特殊工具に11,330円も出すのはどうかと・・・
少しでも安く済ませられるのならと思い一応念のためにウェビックで見積もりを・・・
うーん、高い・・・!!
特殊工具に比べれば半額以下とはいえやはり高い!!
ちょっと「まわり止め」をさせたいだけのことにこの金額は出せへんですわ・・・!!
じゃあ仕方がない!
ボルドールのリアまわりをバラすか!と一瞬だけ考えました。
だって、タダだし必要なモノが目の前にあるんだもの・・・!!
だがしかし!
バイクジャッキはすでにBAJAで使っている、
そしてボルドールのセンタースタンドは昨年のリフレッシュ計画で取り外してしまっていた・・・
まあ、ちょっと現実的ではなかったですよね。
BAJAの整備のためにボルドールをバラすだなんて・・・!
後で思い返せば何を考えていたのだろう・・・?と笑えてくるのですが
当時のワタクシはそれほどまでに追い込まれていたらしい・・・
チーン・・・
この時はすでに夜の遅い時間でホームセンターで物色するという手段がなかったのです。
とにかく早く! 今すぐフォークセンターボルトが外せる手段の目途をつけたかったんですよね・・・
ワタクシはもう一度お茶を飲んで冷静になりました。
要するに、
先端が2面幅 27mmの六角形状になっていて、
ピストンロッドが通るパイプ状で適度な長さのヤツがあればいいだけのことですが・・・
「あっ!」と何かを思いついたワタクシ!
さっそく物置の中のガラクタを捜索!
ワタクシはその中から「あるモノ」を引っ張り出してきたのであります!!
それはこのイレクターパイプの半端になったヤツ!!
ずいぶん前にちょっとした工作をした時の余りモノです。
コイツはφ28mmでパイプ形状、
スチールパイプに樹脂?がコーティングされているので適度に硬くて適度に柔らかい・・・?
コイツをプライヤー2本を駆使してめっちゃ適当に成型してみたところ・・・
エッジはまったく効いていませんが、
なーんとなく六角の形状になったような気がするのであります!!
急場しのぎとはいえ、みすぼらしさ全開であります!!
気になる2面幅は27mmよりちょっと大きいのですが、
表面のコーティング部分がちょっとツブレながら食い込むことで、
フォークダンパーの六角部分に馴染んで「グイッ!」と食い付くことを期待するのであります!
イレクターパイプの適度なところにφ12mmの穴を空け、
六角レンチを差し込んで「まわり止め」になるようにしてみました。
試しにフォークダンパに差し込んでみたところ、
おお! なかなかエエ感じの手応えがありましたよ・・・!!
時間はすでに真夜中、
インパクトレンチを使うのはさすがにご近所さんに気が引けるので本日はこれで終了です。
明日に期待しましょう!
2020.05.06
そして翌日!
みすぼらしいオリジナルの特殊工具とインパクトレンチでこうなる訳ですね!
まわり止め用の六角レンチもセットしました!
左足でオリジナル特殊工具の六角レンチ部分を踏みつけて、
右ヒザでボトムケースを押さえながら右手でインパクトレンチを構えて・・・
いざ・・・!!
ブワッ、ブワワワァァァ----ン!!
おおおお!!
ようやくフォークセンターボルトが外れましたやん!!
*手がオイルまみれでベッタベタだったので各パーツは洗浄後の状態です。
ウヒャー!!
めっちゃ嬉しいですやん・・・!!
*手がオイルまみれでベッタベタだったので各パーツは洗浄後の状態です。
これでようやくオーバーホール作業を続行できそうです!
いやあ・・・ とにかく今は、
ただただ安堵するばかりのワタクシでございました・・・
フォークチューブブッシュの状態です。
テフロンコーティングがどうのこうのと書かれてありましたが、
あんまり細かいことは気にしないでおきます・・・ というより元々交換する気はありません!
フォークダンパの特殊工具を差し込む部分はこんな感じになってたんですね。
急場しのぎのみすぼらしいオリジナル特殊工具が・・・
このように食い込んで「まわり止め」の役目を果たした訳ですが・・・
よくもまあ、こんなヘナチョコなヤツで耐えられたもんだ・・・
まあ何にせよ「我ながらよくやった!」と自分で自分を誉めてやったのであります。
まだ地味~に続くのです。