今回は・・・

先日のテストコースでご機嫌だったワタクシを襲った悲惨な出来事についてしつこめに書いてみたいと思います。

 

2020.04.19

 

いやいやいや・・・

 

 

この日は久しぶりのテストコース、

カメラテストを兼ねていたとはいえ地味~に楽しみにしていたのですが・・・

 

アクションカメラ Victure AC700!(XR BAJA テスト)

 

現地に到着、

まずは路面状況の確認のためにテストコースを1往復、

その後、まずは「付属の外部マイク」のカメラテストのためにもう1往復しました。

 

前日の雨でそこら中が水たまりだらけでした・・・

 

そして!

オリジナル「ハンディ用外部マイク」のカメラテストのために3往復目に!!

 

テストコースの西側まで行って戻っている時、

中盤に差しかかった頃からなーんとも言えない「違和感」に気づいてしまったワタクシ!!

 

BAJAがどういう訳だかまっすぐ走らないのです・・・!!

 

スロットルをエエ感じで開けると、

リアが左右に流れていってしまう感じで狙ったラインを全然うまく走れへん!!

 

イヤ~な予感が・・・!

 

こういう時のイヤな予感に限って現実のものとなりやがるのです・・・

 

そう!

リアタイヤ、パンクしてますやん・・・!!

 

もちろん自宅を出る前に空気圧は確認しました。

テストコースに到着するまでも特に問題はなかったはずです・・・

 

まあ、普通に考えれば、

テストコースのどこかで何かを踏んでチューブに穴が空いたんだろうな・・・

 

ワタクシ、こんな日に限って・・・

 

エアーポンプはもちろん、

何ひとつ工具類を持ってきていなかったのでございます!!

(林道に行く際は必ず工具一式は携行しておりますがこの日は完全に油断しておりました・・・)

 

せめてエアーポンプがあれば現場でチューブの状況確認ぐらいはできるのですが・・・

 

まあ、パンクしてしまったことは仕方ないです!!

 

まだこの時まではそれほどの悲壮感はなかったのです・・・

 


 

もはやカメラテストどころではありません。

現地ではなーんにもできないのでとにかく無事に自宅まで帰ることが最優先です!!

 

テストコースでは違和感を感じながらもそれなりに走れましたが、

一般道に出てみれば走りにくさはそりゃぁもう倍増ですやん!!

 

タイヤがウネウネとヨレるので交差点で曲がるのがとにかく恐ろしい、

交差点へは極低速で進入 → ソロソロとビビリながら曲がるのがチョッピリ恥ずかしい・・・

 

冷ややかな視線が突き刺さる!

 

どうにも耐えられず、

「物は試し」に途中のガソリンスタンドで空気入れを借りてエアーを入れてみようと!

 

どーにかこーにか・・・

恥も外聞もない「ヘナチョコ走り」でいつものガソリンスタンド(シェル)に到着!

 

 

おお、夢にまで見た空気入れですやん・・・!!

 

 

オフ車のタイヤはパッと見ではパンクしてるかどうかが判りにくいですね~

 

可能性としては極めて低いですが、

チューブの穴あきではなくただ空気が抜けただけだとすれば・・・

 

ここで補充すれば、

自宅まではもう少しまともな状態で帰れるかもしれない・・・!!

 

 

そんな淡~い期待を抱きながら空気入れを取りに行くワタクシ・・・

 

だがしかし!

 

ああ・・・ あーららら・・・

 

写真拝借しております。

 

置いてあった空気入れは右側のタイプのヤツだったので・・・

 

 

↑ノズルがこのように「ストレート」のヤツなので、

ブレーキディスクやスプロケットが邪魔してバルブにうまいこと刺さらへんのです・・・

 

 

ワタクシ、

幸いなこと?に前回のタイヤ交換からDRCのエアバルブマッドガードを使っておりました。

 

バルブがリムにナットで固定されている訳ではないので、

多少は前後左右?に動かせるので少し斜めにしてやればいけるのでは?・・・と!!

 

すると!!

 

*この写真は後日、ガレージで状況を再現したヤツです。

 

かなり無理した感じの角度でバルブにノズルをあてがおうとしたため、

バルブが「ズブズブ」とリムに埋まっていってしまいました・・・!!

 

普段のエアーチェックでは、

多少は減っていたとしてもチューブにはある程度エアーが入っているはずです。

 

チューブの圧でバルブを押し上げてくれているので上から押さえてもOK!

エアバルブマッドガードでもバルブが「ある程度固定されている」ので問題はないのです。

 

しかし、現時点ではエアーはまったくのゼロ!!

 

チューブは完全にフニャフニャ・・・

その状態でバルブに無理な角度でストレートタイプのノズルをあてがおうとしていたのです。

 

どうやってもバルブとノズルがしっかりハマらないので、

「プシュプシュ」とエアーが漏れる音に焦らされて無意識に変な力をかけてしまったようです。

 

エアバルブマッドガードの抵抗も虚しくリムの中に沈んでいくバルブ・・・

 

コレはアカン・・・ いや、これはかなりマズイぞ!!

 

もはやエアーを入れるどころの騒ぎではありません。

 

何とかしてバルブを引き出さなければなりませんが、

バルブとエアバルブマッドガードがほぼツライチとなってしまっています・・・

 

そのためどうやってもバルブだけをつまむことができないのです!

 

こんな状態なのでどうやってもバルブだけをつまめなかったのです、

ワタクシはこの矢印部分をつまんで必死に何とかしようとしていたのでございます・・・

 

ツライチとなったバルブをエアバルブマッドガードごと引き上げることはできるのですが、

上げた状態を保ちつつエアバルブマッドガードだけを何とかして下にズラしたいのであります。

 

これが・・・ なっかなか難しいのであります!!

 

*この写真は後日、ガレージで状況を再現したヤツです。

 

ようやくほんの少しだけエアバルブマッドガードを下げることに成功はしましたが、

バルブの露出部分があまりに少なすぎて今度はバルブキャップを取付けられません・・・

 

 

今までまったく意識したことがなかったですが、

バルブキャップのネジ山ってちょっと奥まったところから切られてるんですよね・・・

 

2018.09.09 撮影

 

これがエアバルブマッドガードとバルブの正常な状態、

バルブキャップを取付けるにはこれぐらいしっかりとバルブが露出してないとアカンのです!

 

2018.09.09 撮影

 

バルブキャップを取付けるとバルブ部分の露出はほとんどなくなります。

 

 

約2分間の格闘の末、ワタクシは完全に諦めの境地に・・・

 

もういい!! もう知らん!!

 

エアーの補充もバルブキャップの取付けも諦めた!

とにかく今は自宅まで帰ることだけに全神経を集中するべし!

 

 

厳しい現実を突きつけられ傷心の心持ちで空気入れを返却するワタクシ

心なしか背中に小さな哀愁が漂っておりますです・・・

 


 

自宅まではあと約5km!

フニャフニャのリアタイヤを引きずるように自宅に向けて走り出しました。

 

なんとか自宅に到着!

精神的にかなり参っていましたがさっそくコンプレッサーでエアーを入れようとしましたら・・・

 

 

んんん・・・? あれ?

 

もんのすごい違和感が!!

 

 

バルブが・・・あらへんですやん!!

 

リアタイヤを浮かせて何周も回してみましたがバルブが見つからない・・・!

 

バルブがリムの内側に入ってしまっただけなのか?

 

クッ、ククッ・・・ なんてことだ!!

 

結果的にテストコースから自宅まで約15kmほど走ってきたので、

チューブは完全に諦めていたとはいえ、まさかこんなことにまでなるなんて・・・!!

 

バルブ穴をよくよく確認してみましたらチューブバンドがズレてバルブ穴が塞がれていました。

 

穴が空いていることはほぼ確定とはいえ、

チューブにエアーを入れて確認すらさせてもらえへん・・・!!

 

バルブはリムの中に消え、

チューブは穴が空きタイヤの中でズタズタ、ボロボロになっていることを嘆くのであります・・・

 

そして、さらに追い打ちをかけるように!

 

エアバルブマッドガードは、

とうの昔にどこかへ飛んでいき紛失しているという事実・・・!!

 

チーン・・・