ボルドール10周年記念 ありがとうリフレッシュ計画 進行中でございます!
続きまして・・・
ストライカーのオーバーホールをしてやります!
当初は「グラスウール交換と外装の変更」程度の予定だったのですが、
いざとりかかってみるとそんなに甘くはなかったのです・・・!
納車後、走行わずか50kmでストライカーのフルエキゾーストに交換しました。
・SUPER STRIKER TITAN チタンフルエキゾースト4-2-1(4533BTT)
純正エキゾースト&サイレンサーは本当にクッソ重たかったです。
それと比べてフルチタンのストライカーはあまりに軽いので当時はめっちゃ驚かされました!
10年、約55,000km よく頑張ってくれました!
まずはテールピースを外すためリングがカシメられているリベットをドリルで破壊!!
しかし、何をしようがリングがまったく外れない!
仕方がないのでゴムハンマーで叩きまくって無理やり外してやりました・・・
テールピースもやはりめっちゃ固かったのでゴムハンマーで叩きまくって外しました。
テールピースを叩きまくっている時にサイレンサー内部から「カラカラ」と出てきたモノ・・・
なんじゃぁ、こりゃあ!
サイレンサーから「ちくわ」のようなグラスウールを抜いてやりました!
グラスウールのエキパイ側は排圧で吹き飛ばされてワッサワサになっとります!
同じくパンチングパイプのエキパイ側もドエライことになっとりました・・・!
先ほどの粉々のヤツは、
この欠損した部分がサビて粉砕されてボロボロになったヤツだったのです!
この時点でこのパンチングパイプは・・・
再利用できないことが決定であります!!
写真のように欠損している部分だけでなく、
その周辺も手で触るだけでどこまでも壊れていく・・・という悲惨な状態なのでした。
サイレンサーを分解するまでは、
グラスウールでやんわり固定されていたので何とかなっていたんですね・・・
この時点でオーバーホールは一次中断!!
カラーズに相談の上、新品のパンチングパイプを緊急手配!!
それまでにできることをやっておきます。
スプリングジョイントを引っかけるステー(ブーメランというらしい)です。
コイツを外して磨いてやろうとリベットをドリルで破壊し始めたのですが・・・
ワタクシはまだ気づいていなかった!
このリベットがステンレス製であることを・・・!
よく見れば他のリベットとは質感が違うので気づきますやん・・・
すでにガリガリやってしまったので今さら後戻りもできません・・・
様々なサイズのドリルを駆使してそれこそ無理やりにガリガリやってようやく外せました・・・
反対側にもあるので計4ヶ所、めっちゃ疲れましたやん・・・
2週間ほどたったある日・・・
カラーズから荷物が届きました!
右側がこれまで使っていたφ45mm セミレーシング、
左側が今回手配したφ50mm レーシングのパンチングパイプでございます。
素材も鉄 → アルミに変わっています。
直径が5mm違うだけですが見た目では相当太くなっております。
なぜφ50mmにしたのか?
ムフフ・・・
ただ元通りにするだけではつまらんので!!
こちらは元々の計画により手配してあったNEWテールピースです。
受注生産のようで納期に約3週間かかりました。
そもそもはこのテールピースの交換をメインとしたリフレッシュ計画だったんですよね。
左側がこれまでの旧テールピースです。
パイプ部分が「ストレート」のヤツからクイッと曲がったヤツに変更してやるのです!
しかし、ちょっと問題がありまして・・・
サイレンサーをバラす前の時点では、
パンチングパイプがまさかあんなことになっているとは想像していなかったので、
テールピースもφ45mmセミレーシング用のサイズで手配してあったんですよね~
この差し込み部分がφ45mmパンチング用になっておるのです。
ここにφ50mmのパンチングパイプを取付けようとすれば・・・
これまでより直径が5mm太くなっているのでそのままでは何ともならず「スッカスカ」です。
カラーズからパイプが届くまでの間にどうしてやったらええのかは考えてありました!
やるべきことは単純、
φ45mmのテールピースの差し込みにφ50mmのパイプが合うようにしてやるだけのこと。
直径で5mm(片側2.5mm)の隙間をなんとかして埋めてやればいいだけですよね。
もはや使用できないφ45mmのパンチングパイプをカットしてこのようなパーツを作りました。
カットしただけのパイプ状のヤツが1点、スリットを入れたヤツが2点です。
スリットを入れたヤツ2点を角度をズラしてパイプ状のヤツと組合わせてやりました。
組合わせたものをφ50mmのパンチングパイプに組み込んでやりました。
φ45mmのパンチングパイプは厚みが約1mmだったので、
これを二重にしてやることで片側約2mmの隙間を埋めてやろうという魂胆です。
(正確にはあと0.5mm足らないですが誤差の範囲ということで・・・)
φ50mmパンチングパイプと共にリベットでカシメてやります。
リベットの位置はテールピースの差し込み部分を避けるためにズラしてあります。
ストライカーのオーバーホールで使用するつもりで購入しましたが、
まさかこんな特殊な使い方をすることになるとは思ってもみませんでした・・・
偏らないように角度を変えて3点カシメてやりました。
これで内径φ45mmのままφ50mmのパンチングパイプが使えるようになりました!
おお、バッチリですやん!!
差し込まれたパンチングパイプをテールピースの出口側から見た状態です。
(黒い部分がφ45mmのパンチングパイプを加工した部分になります)
エキパイ側の差し込み部分はテーパ状になっていたので、
φ45mm → φ50mmになっても現物合わせで長さを調整してやることで全然OKでした。
作業前半で無理やり外したブーメランとカラーズで手配したステンレス製のリベットです。
アルミ製のものと比べると明らかにゴツイです。
ステンレスのリベットはカシメ作業もえらい固かったです・・・
この部分はスプリングジョイントによって、
エキパイ側から相当な力で引っ張られるのでアルミ製リベットでは強度的にマズイのでしょう。
エキパイ側のフックは溶接ですからね!
いやあ、ようやく難所を突破しました!
それでは当初の予定だったグラスウールを巻いていきますよ!
特に何のこだわりもなく、
適当なサイズにカットしてユルくもなくキツクもない程度の感じで巻いてやりました。
グラスウールの固定は針金などは使用せずにマスキングテープで止めてやりました。
サイレンサーに入れてやりましたよ!
ずっと楽しみにしていたNEWテールピースを入れてやりましたよ!
ちなみに・・・
テールピース単品で手配するとリベット用の穴は開けられていない状態で送られてきます。
ワタクシは「チタン」という素材を加工したことがないので、
あらかじめこのリングをカラーズに送って現物合わせで穴を開けておいてもらいました。
カシメる前に5ヶ所あるリベットの位置を確認しておきます。
カラーズさん、バッチリでしたよ!!
5ヶ所のリベットを均等に少づつカシメてやりました。
それでは最後の仕上げをしてやります!!
新しいエンブレムを取付けてやります!
上がこれまでの旧タイプのエンブレムでございます。
旧タイプのエンブレムは在庫分のみで廃版となるようです。
リベット2本でバッチリ取付けられました!
10年頑張ってくれた旧テールピースと旧エンブレムでございます。
さっそく元に戻してやりました!
おお、やはり見た目がちょっとだけ現代風になりましたやん!
クイッと曲がったテールピースがええ感じ!!
パンチングパイプがφ45mmセミレーシング → φ50mmレーシングに変わっていること、
そしてグラスウールが新品に変わったことで当然音量や音質が変化すると思われます。
自宅ガレージでは近所迷惑なのでちょっと場所を移動しまして・・・
ヘッドフォンで聴くとより臨場感が出ますね!
オーバーホール前の動画も撮っておけばよかった・・・
テールピースがストレート → NEWテールピースになったということは・・・
専用のバッフルが必要になるということです!
右側はこれまでのストレート用のバッフルです。
確認のために取付けてみました。
やっぱり、 なんだかカッコ悪いなぁ・・・
このバッフルはあくまで「車検対策用」で普段装着して走る気はまったくございません!
まあ、それはそれとして・・・
個人的にはめっちゃ満足しております!!
ボルドール10周年記念
ありがとうリフレッシュ計画はダラダラと続く・・・のであります。