2018.06.03
ニコイ大滝の見学後、池ヶ原湿原をスルーしてR360まで出ました。
R360をほんの少し南下し「打保」から林道に入ります。

林道「大谷線」です。
途中のどこだったか忘れましたが、
あるカーブの木陰でZX-14Rのお兄さんが休憩?していました。

前回来た時にすっかり気に入ってしまった万波高原です!
たんぽぽが咲いていて綺麗でした~
ここで写真を撮っていると先ほどのZX-14Rが通りすぎていきました・・・
えっ、この先はダートなのに・・・?
我々もすぐに追いつきましたがその時すでに路面はダート!
ZX-14Rのお兄さんはスタンディングでダートをガンガン走ってます!
まったく信じられへんわ・・・!!
途中の分岐でお別れしましたが、
世の中にはどこのどんな分野にも達人(変態?)はいるものですね。
恐るべし・・・

R471手前の橋にて。
ここまでに山菜取りと思われる人達のクルマが何台も止まっていました。
よくもまあ、
あんなガタガタの林道をハイエースなんかで入って来るもんだ!

いやあ、いい雰囲気です!
橋の両側にあるガードレールは雪の重みで壊れたんだとけんさんが言い張ります。

R471に出て富山県側を望む。

それでは楢峠を目指してR471を南下していきます!

楢峠をいったん通りすぎた地点から南側を望む。

特に何もなかったのでハッキリしませんがここが本当の楢峠なんでしょうか?
(BAJAは北側を向いております)
この手前にお地蔵様はおられましたが・・・

K34(利賀河合線)との分岐地点まで戻ってきました。

コレを見て我々は「通行止めではない」と理解しましたよ。

このような残雪もありました。
K34は以前にも走ったことがありますが、
ほぼアスファルト路面だったことすらも忘れていました・・・
途中から右方向へ鋭角に曲がり、
けんさんが強く、強く希望していた「幻の沼」へ向かうことに。
本気だったのね・・・!

その「幻の沼」へ向かう林道からの眺めです。
景色は穏やかで鮮やかですが、
この林道を進むワタクシの心境はドキドキもんでした・・・
おい、マジですか?
ほんとに行くんですかい・・・?
なんかイヤだなー
前回来た時は林道全体にススキが覆い茂っており視界不良のため撤退しました。
今回は、
おおよそ視界は良好ですが「深~い大きな黒いドロドロの水たまり」が多数点在!
その水たまりを通過する度に、
フロントタイヤが「ネリネリネリ~」とあらぬ方向へ持っていかれるんですよね。
場所によっては谷側へ持って行かれそうに・・・
これはちょっとした恐怖です!
何度もコケそうになりながら泥との必死の戦いが続きます。
あっ、これはマズイぞ!と直感した大きな水たまりを超えた先で、
けんさん、コケてました・・・!
その他にもさまざまなトラップが多数出現!
やがて、
反対方向からカブに跨った林業関係者のような姿のオジサンが登場!
そのオジサンの話では、
この先に沼があることは確実、だがその手前200mほどのところに倒木があると!
なんとかチカラ技で乗り越えましたが・・・

そんな地味~な泥との戦いの末、WRとBAJAが辿り着いた先に・・・

幻の沼 出現!!

なんか思ってたんと全然違うなぁ・・・
これが幻の沼かぁ~!という感動はまったくもってなかったです。

幻の沼の場所はここです。

正直言いまして、
ここから見えていた山の緑と空の青さとのコントラストの方が遙かに美しい・・・

あんなドロドロの黒い水たまり達に打ち勝ってようやく辿り着いたのになぁ・・・
ちなみに!

ここへ来るまでの間、ちゃーんとミラーを折りたたんでありましたよ!
思いのほか左右上下からの木の枝のせり出し具合が強めだったので!
それにしても、幻の沼・・・ね。
ワタクシは1回行けばもう十分です。
もうあんな「深~い大きな黒いドロドロの水たまり」のネリネリは御免ですね!
幻の沼からの帰りは慎重にゆっくり走ってK34まで戻りました。
富山県との県境にあるゲートに到着しました。

ここへ到着した時点ではゲートの目の前にジムニー(だったっけ?)がいました。
そのお兄さんの話ではこの先に木が倒れてるよ、
でもバイクなら何とかなるような気もするけどなぁ・・・とのこと。
また倒木かい!
その後、山菜取りのお母さん(飛騨市在住)が登場!
このゲートについてのお話を。
いろいろお話しましたが結論としては、
前まではよくここ(ゲート)を超えてクルマで行き来してたよ~
富山県側がゲートを閉めるんだわ、とにかく富山県は厳しい!ということでした。
実際にこのゲートは富山県側に設置されていました。
改めてよ~く見てみると・・・

確かにカギは存在しますが、破壊されていて全然意味のない状態になっていました。
そういうことか!
だからさっきのお兄さんもジムニーでその木が倒れてる地点まで行けたんですね!

ふと見れば、
岐阜県側の草むらの中に県道34号の標識が倒れて埋もれていました・・・
バイクなら何とかなるかも・・・という
ジムニーのお兄さんの証言に期待を込めて先へ進んでみることに。
ゲートからわずか500mほど先の地点で・・・

おおう!!

こういうことだったのね!!

倒木(崩落)地点はたぶんこのあたりです。
ジムニーのお兄さんは、
バイクなら「くぐれると思うんだけど・・・」と言っていた気がするんですが!
くぐるというよりは乗り越えるという感じですよね。
うーん、これはどうしたものか?
ちょっと悩みましたが、
ここはやはり先へ進むためにも勇気をもって「乗り越える」ことに!
どうしても利賀ダムや牛首峠まで行きたいので!!
先人により切断してある部分もありましたが、
微妙な位置にある枝でタイヤが滑りそうな気がしたので安全のためにさらに切断!
今回はワタクシが切断を担当、
細いのから太いのまで含めて15本ほど切断したでしょうか?
ワタクシのノコギリはよう切れますが心底疲れました・・・

林道野郎とは到底思えない、
BAJAには跨らずローに入れて慎重にゆっくりと押して乗り越えるの図。
写真では大した段差に見えないのが残念です・・・

苦労して枝を切断しまくったおかげで比較的安全に突破できました。
しかし!
2人してもうヘロヘロです・・・!
暑さと体力不足により半強制的に休息が必要でした・・・
さあそれでは、
利賀ダム周辺でお昼ごはんを食べるという希望を抱いて出発でございます!
その矢先にけんさんがいらんことを口走ります。
ここは突破できたけど、
この先にも何かあったりして・・・
なんて不吉なことを!
まったく、余計なこと言わんといてー
倒木(崩落)地点から走ること約700m!
ああっ・・・・・!!!!

あっはーん!!
けんさんのまったく余計な予感が見事的中!!

なんですと!!
道幅一杯にこんもりとした「盛り土」が2連チャン・・・
さらにその先にはユンボが!
ワタクシはかつて、
ここまで完膚なきまでに行く手を阻まれた経験がありません・・・

GPSによれば場所はここになります。

行く手を阻む2連チャンの盛り土の先はこんな感じになっていました。

ここだけ見ると、
2連チャンの盛り土さえなんとかすれば行けそうな気もするんですが・・・

このようにユンボが道幅いっぱいに占拠しております!

2連チャンの盛り土をユンボ側から見るとこんな状態でございます・・・
もはやこれはどうしようもないです。
あーもこーもない・・・
ここは撤退せざるを得ません!!

心なしか悲しげに見えるWRとBAJAでございます・・・
利賀ダムも
牛首峠へも行けへんのかいな!
精神的にも体力的にも相当やられました。
我々はトボトボと来た道を戻るしかないのでした・・・

先ほど必死に乗り越えた倒木(崩落)地点まで戻ってきました。
さっき超えたばかりの倒木をまた超えることになるとは!
ほとほと疲れ果てました・・・

改めて崩落部分を見上げてみると・・・

もはやあの木が倒れて崩落するのも時間の問題ですね・・・
時間はすでに14:00すぎ
もはや迂回してまで利賀ダム方面へ向かう気力も体力も残っておらず・・・

県境のゲートまで戻って来ました。
K34を戻り楢峠を通過、
R471をひたすら南下して途中で見つけた涼しげな場所で遅すぎるお昼ごはんに。

コンクリートの水深が浅い部分を通ってこちら側へ渡ってきました。
対岸の道路がR471です。

ラーツーの準備はしてきましたが、
とてもじゃないですがお湯を沸かしてラーメンという感じではなかったです。
おとなしく「おにぎり」のみで済ませました・・・
さて、
ここからどう帰るかを相談するのですが、
ワタクシはけんさんが相当疲れているだろうと思って、
何も考えずに帰れるR41、しかも下呂で「足湯」などいかが?と提案しているのに、
「足湯程度では満足できん、どうせなら温泉に入りたなるやん・・・」などと!
なんとド贅沢な・・・!!
疲れてるのにわざわざ大回りしようとするどこぞの誰かしらんは無視!!
ワタクシが半ば強引にルートを決めてやりました。
R41~高山~高山国府バイパス~K73~R158~K73(せせらぎ街道)というルート。

道の駅 明宝にて休憩です。
けんさんは疲れすぎて口数が極端に少なくなっていました・・・
ほら言わんこっちゃない・・・!
これ以上の距離を走ろうなんて無理ですって!
ここからは一気に、
郡上八幡~R156~美濃~K286(神野美濃線)~K58~K63~R41で帰りました。