2018.03.23
 
かなりしつこめにお送りしてきました
今回の「XR BAJA デジタルメーター改良計画」ですがようやく最終回です。
 
ようやく本来のテーマに戻れます。
ここまでダラダラ引っ張るほどの内容でもないので申し訳ないです・・・
 

 
それではいよいよ実際の改良に移ります。
 
私にこれといった電気的な知識がある訳ではありませんが、
要するにモード変更ボタンから配線を出してスイッチを取付けてやればいいのです!
 
うまいことメーターがバラせて、
やたらめったら小難しい基盤になってさえいなければ何とかなるだろうと・・・
 
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2014年、BAJAに取付けをして以来初めて外しました。
 
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リムーバーを駆使して何とか無理やり分解することができました。
 
メーターケースにボルトなどが一切ない「ハメこんであるだけ」のやつは、
どこにどんな感じでハマっているのかが判らないのでちょっと不安ですよね・・・
 
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特に何の知識もありませんが予想よりも遙かにシンプルな基盤が現れました。
 
この時「おっ、いけるな!」と思いましたね!
 
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このオレンジ色のタクトスイッチが「モード変更ボタン」ですね。
 
スイッチは2個ありますが特に機能が振り分けてある訳ではなく、
モード変更の「送り」と「戻り」という単純な感じになっています。
 
今回の改良計画は、
このどちらかのボタンから配線を出してスイッチをつけてやるだけのことなんです!
 
ただし、
作業を進めるにあたって絶対にクリアしたいことがあります。
 
このメーターは完全防水仕様?で裏側から出ているハーネスは多芯の1本だけです。
 
今回の改良計画では新たに基盤から配線を外部へ引き出す訳ですが、
その配線のためだけにせっかくの防水仕様を崩すのは絶対避けたいのです・・・
 
そこで考えました!
 
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多機能デジタルメーター ACE-6552の配線図です。
 
このメーターは多機能すぎて、
BAJAのようなオフ車(私には?)にはまったく必要のない機能までついています。
 
その中でも特に、
ラップタイム計測用センサーやコントローラー用の配線は絶対に必要ないです!
 
2014年に取付けをした際にも、
これらの配線はメーターから出ているハーネス先端で「カット」してありました。
 
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例:赤枠の「LAP」 ← ラップタイム関連のやつ
 
ということで、
基盤側にハンダ付けされているこのオレンジ色の配線は機能していない訳です。
 
このオレンジ色と他の不要な配線を基盤から外し、
先ほどのモード変更用のタクトスイッチへ並列にハンダ付けしてやればいいのです!
 
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メーターから出ているハーネスの先端です。
カプラが2個ついていますが片方のカプラにはこのように「空き」があります。
 
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そこへ、
先ほどのオレンジ色と他から外した青色の配線を引っ張り出して端子を打って・・・
 
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カプラへ入れてやることでスマートに配線を外部へ出すことに成功です!
 
このように「基盤側で未使用の配線」を活用することで防水仕様も保てました。
 
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専用ステー、裏側のオリジナルカバーを取り付けてメーター側の作業は終了です。
 
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この上側のスイッチに並列に配線をハンダ付けしてあります!
 

 
さて、今回の計画ではもう1点考えなければならないことがあります。
 
それは
遠隔操作のスイッチをどうするのか?
 
理想的な物は「防水仕様でコンパクトでええ感じのやつ」です。
 
いつものように、
ネット、ホームセンター、100円ショップなど、
さまざまな方面で探しまわりましたがなかなかええ感じの物が見つからない・・・
 
ハンドル左側のスイッチボックス周辺に違和感なく取り付けができ、
変に意識することもなく直感的に自然に操作できるええ感じのスイッチ・・・
 
夜も寝ないで昼寝して考えた結果・・・
あっ、ええこと思いついた!!
アレを使ったらええやんか!と。
 
そのアレとは・・・?
 
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パッシングスイッチがあるやんか!!
 
これなら左手の人差し指で無意識に操作できますやん・・・!
 
もともと、XR BAJA(XR250)にはパッシングは装備されていませんでした。
 
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2012年
ハンドル左右のスイッチボックスをそれぞれカワサキZX系の物に変更、
ヘッドライトON/OFF、ポジション、パッシング、ハザードの機能を追加しました。
 
とはいえ、
現実的にパッシングはほとんど使いませんし、
どうしてもパッシング的なことが必要であれば「ハイビーム」でも代用できます。
 
何よりも
余計なことをしないのでスマートだ!
 
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パッシングから「モード変更スイッチ」へ変更するため
ハーネス製作や左側スイッチボックス内の配線の入替えをしてやりました。
 
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最後にデジタルメーターのモード変更ボタンでの操作確認、
パッシングスイッチでの操作確認をして今回の改良計画はすべて終了です!!
 
いやあ、よかったよかった!!

 

 

参考動画
 
手元操作でのモード変更は「送り」のみになりますがそれでもやっぱり便利です!
 
ちょっとした小技ですが個人的には満足度は高いですね!