今回はOZ-Worksのサイレンサー(フルパワーらしい)を少々いじくってみます。

私と一緒に走ったことがある方であれば、
BAJAの「あの排気音の感じ」はなんとなくご理解いただけるかと思います。
個人的には「ちょっと音は大きいけどええ感じよね」と主張したいところですが、
世間さまではおそらく
ただうるせえだけの爆音 となるんでしょうね・・・
林道などでは山あいに響くその「爆音」の感じが心地よいのですが、
一般道を長距離移動する場合は「耳障り」と感じることも多々あります・・・
ということで、
今回はOZ-Worksのサイレンサーを「ちょっぴりローノイズ化」してやろうかと!

今回用意したブツです。

サイレンサーのテールピースを外しました。
今まではこのようにグラスウールを「ただひたすら巻く」だけでした。

インナーサイレンサーを抜きました。
右側がエキパイ側になるんですが、
排気が直撃する部分のグラスウールはやはり毎回見事に吹き飛びますね・・・
グラスウールは基本的に熱に弱く、
硬化した挙句そのうちに吹き飛んでなくなるという繰り返しですよね。
排気系のこんなところに使うのに熱に弱い素材ってどういうこと?
巻き方がよくないのかもしれませんが・・・

グラスウールをすべて剥がしてやりました。

グラスウールなしの状態でサイレンサーに収めるとこんな感じになります。
このサイレンサーは中古で入手したんですが、
その時点ではグラスウールがギュウギュウに詰め込まれていたので、
私も今までは何も疑うことなく同じようにグラスウールを詰め込んできました。
一度でいいから新品の状態が見てみたいなぁ・・・

今回は100円ショップで仕入れてきた
ステンレスたわし(荒めのやつ)とスチールたわし(目の細かいやつ)を使ってみます。
ちょっと調べてみたところ、
消音剤の材質にもいろいろありそれぞれで違いはあるようですが、
実際の効果の度合いはその消音剤の「巻き方」によるところも大きいようです。
しっかり巻くと密度が高くなって「低音」が、
緩めに巻くと密度が低くなるので「高音」が消音されるということらしいです。
今回は高音(ペリペリ音)を消したいので「緩め」に巻くことにします。

今まではすべての部分をグラスウールで巻いて埋めていましたが、
今回はまずパイプの周囲を熱に強いスチールたわしで「緩め」に巻いて、
そのまわりをグラスウールで囲う程度に巻くという方法でやってみようかと・・・!
続いてエキパイ側の太い方をちょこっとばかり工夫してみます。

太い方のパイプの内側にステンレスの針金で適当な荒めの格子を作ってみました。

そこにステンレスたわしをほぐして「ふんわり」と2個分挿入してみました。
先ほどのステンレスの針金で作った格子は、
排気圧でステンレスたわしが吹き飛ばされないようにするためのつもりです。
ステンレスたわしですが、
ボルドールのユーザー車検時には必需品で非常に効果的です!
通常の「ブオン、ブオン!」という重低音から
気が抜けるほど軽~い「シュオン、シュオン!」という音に激変します。
ストライカー純正バッフルとの併用ではありますが、
恐ろしいほどの消音効果があるので今回BAJAで初めて試してみようかと!

外側の部分はいつも通りグラスウールを弱めに巻いておきました。

サイレンサーに戻すとこのような感じになります。

テールピースを戻して無事に終了です。
さて、効果のほどはいかに?
セルを回してエンジンがかかる瞬間の音量、
そしてその後のアイドリング状態ではこれまでと大差は感じられませんでした。
が!
ちょっと走ってみたところ
ど、どえらい静かですやん・・・!!
今までの音が「ババババババババッ!!」 という感じだとすれば、
デリデリデリデリッ!! といった感じでしょうか?
サイレンサーからの音ももちろん聞こえますが、
どちらかと言えばエンジンのメカノイズの方が際立ってる感じで・・・
ステンレスたわし効果恐るべし!!
アカン、全然物足らん・・・
ということで速攻で自宅へ戻り、
太い方のパイプに細工したステンレスたわしを撤去してやりました!

撤去したステンレスたわしを新品と比較してみました。
わずか30km走っただけでここまで汚くなるとは驚きですね~
撤去後に確認のためにもう一度走ってみました。
私個人の感想としては「適度な?爆音でええ感じ」になったような気がします。
対策前と比較して音量は「2割減」といったところでしょうか?
スチールたわしが効いてるのかしら・・・?
しばらく様子をみてようと思います!