2017.09.23
 
今回はムダに長いです・・・
 
基本的にはサービスマニュアル通りに進めていくだけのことですが、
個人的な「作業手順」の備忘録としての意味合いを兼ねておりますです・・・
 
それでは、
ウェビックで注文していた純正部品が届きましたのでキャブレターを組立てます。
 
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今回発注した純正部品です。
 
分解、洗浄した各パーツは特に異常が見られなかった(と思う)ので、
今回もOリングなど以外は基本的に再利用することにします。
 
キャブレター本体(外装)はワイヤーブラシでおおまかに汚れを取っておきました。
 
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ニードルジェット、ニードルジェットホルダー、メインジェット、スロージェットを取付けます。
 
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メインジェットは前回のオーバーホール時に♯135から♯140(ステンレス製)に変更しました。
 
純正キャブレター専用強化キットに含まれていました。
 
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取付け終了。
 
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パイロットスクリューを取付けます。
 
Oリング、ワッシャーを忘れないように注意します。
キャブレター関連のOリングは「16010-KPK-901 ガスケットセット」で揃います。
 
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標準のパイロットスクリューはD型になっており分解、調整には専用工具が必要になります。
 
このパイロットスクリューはマイナスヘッド仕様になっています。
 
これも純正キャブレター専用強化キットに含まれていました。
 
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取付け終了。
 
後ほど調整を行いますがマイナスドライバーで調整ができるので助かりますね。
 
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フロート、フロートバルブ、フロートピンを取付けます。
 
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取付け終了。
 
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フロートを上下に動かしてフロートバルブがスムーズに動くことを確認します。
 
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続いてバッフルプレートを取り付けます。
 
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フロートチャンバ―のOリングを交換します。
 
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前回のオーバーホール時に
取付けボルトはキャップスクリューM4×15(4本)に変更してあります。
 
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今回はそのボルトも新しい物に交換しておきます。
 
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チョークバルブのセットを取付けます。
 
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キャップを取付けていったん終了です。
 
チョークバルブレバーは邪魔になるので後ほど取り付けます。
 
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チューブジョイントを取付けます。
 
ここのボルトは前回キャップスクリューに交換してませんでした。
 
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今回こそは変更してやりたいのですが、
元々のボルト(右側)はM4×10のプラスボルトで先端が少し細くなっています。
 
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そのままではキャップスクリューが入っていかなかったので、
先端を平たくしたタップでもう少し深く(1.5mmぐらい)してやりました。
 
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無事にキャップスクリューM4×10に変更できました!
(どうしても変えなければいけないこともないんですが・・・)
 
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このパーツはなんていう名称なのかしら・・・?
 
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洗浄のために外しましたが特に必要なかったですね~
 
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バキュームピストンを上下させるためのパーツなんですね。
 
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ニードルジェットの2枚のワッシャーは純正ではなく、
純正キャブレター専用強化キットに含まれていた物です。
 
AIキャンセル、マフラー交換などの状況に合わせて枚数を変更するようです。
 
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ニードルジェットをバキュームピストンにセットし、
スプリングを取付けたニードルジェットホルダーで固定します。
 
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バキュームピストンの突起部分を矢印の位置に合わせて取り付けます。
 
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バキュームピストン一式の取付けが終了です。
 
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ニードルジェットホルダーは軽く締め付けるだけですが、
プラスドライバーよりもボックスレンチで作業した方がいいと思われます。
 
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スプリングとバキュームチャンバ―を取付けます。
 
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バキュームチャンバ―にも微妙に向きが指定されているので注意が必要です。
 
このボルトも新しいキャップスクリューM4×10(4本)に交換しておきます。
 
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Oリングを交換してドレンスクリューを取付けます。
 
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取付け終了。
 
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先日の「ヤケクソ作戦」でパーになったスロットルワイヤーのステー(右側)です。
 
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やっとこのボルトもキャップスクリューM5×10(2本)に変更できます!
 
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個人的にめっちゃ嬉しいです!
次回からはこのステーごと外せるので作業がちょっとは楽になるのかしら・・・?
 
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ここでチョークバルブレバーを取付けます。
 
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せっかくの機会なので新品(左側)に交換します。
 
こうやって見比べると表面の劣化が激しいですね~
 
XR BAJA(MD30)は夏でも冬でも
その日一発目のエンジン始動はチョークを引く必要があるので重要な?パーツです。
 
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プラスボルトも付属していましたがキャップスクリューM4×15で取り付けます。
 
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スロットルセンサのステーを取付けます。
 
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M5のプラスボルトでしたが、
このボルトもナメてしまっており車体に取り付けられた状態ではまったく緩みませんでした。
 
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このボルトもキャップスクリューM4×10(2本)に変更しておきます。
 
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新品のエアカットオフバルブ(左側)を用意しました。
 
ちなみにこれは純正品ではありません。
 
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純正部品で手配すると、
エアカットオフバルブ、カバー、スプリングのセットになってしまい高くつきます。
 
そのお値段、なんと4,366円!!
 
カバーまで交換する必要はないのでもったいないですよね~
 
純正部品は
16048-KCZ-J01 バルブセット、エアーカット になります。
 
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新品と比べるとやはり劣化(キズ、スレ)が目立ちますね。
 
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キャブレター側のポートにエアカットオフバルブの突起部分を合わせます。
 
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エアカットオフバルブにスプリングをセットしてカバーを取付けます。
 
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このボルトもキャップスクリューM4×10(2本)に変更しておきます。
 
この時点ではまだ判りませんが、
今後は車体に取りつけられた状態でもカバーが開けられるようになるかも!
 
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エアカットオフバルブチューブを新品に交換します。
 
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以前はインシュロックを使っていましたが今回は純正のクリップを使いました。
 
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こちら側もバッチリです!
 
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スロットルストップスクリュを新品に交換します。
 
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新品(左側)と比べるとやはり樹脂部品の劣化が激しいですね。
 
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交換終了です!
 
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以上でキャブレターの組立が無事に終了しました!
 
ここまで特に問題はないとは思いますが大丈夫かしらん?
 
車体に組み付けてみないと結果が出ないので不安になりますね~