今さら的な感じもしないでもないですし需要もそれほどないと思いますが・・・
 
ユピテルのメモリーナビでお悩みの方に、
私の失敗&経験が少しでもお役にたてたらなと思いまして。
 

 
前回からの続きです。
今回はUSBケーブルについてです。
 
なぜ市販のminiUSBケーブルでは、
ナビが起動しないのでしょうか・・・?
 
どうやら
ホスト機能付きのUSBケーブルでないとダメということらしいです。
 
ホスト機能?
(うまく説明できませんのでご興味のある方はご自身でお調べになってください)
 
正直言って全然判らないッス・・・
 
ものすごく端折って説明すると、
ナビ側のminiUSBコネクタ内部で、
「4番、5番」ピンが短絡されていないとダメだということらしいのです。
 
ネットで調べると市販のUSBケーブルをホスト化されている方々が続々と!
 
なら試しに私もやってみようということで・・・
 
イメージ 1
 
当初用意したminiUSBケーブルです。
 
ナビに差し込む側のコネクタ内部で短絡させるらしいのですが・・・
 
miniUSBコネクタ(Mini-B)のピン配置は下記のようになっています。
 
イメージ 6
  1 5V
  2 D-
  3 D+
  4 ID
  5 GND
 
通常のUSBケーブルはこの「4番」がフリーになっているそうです。
この4番と5番を短絡させればホストケーブルとして使用できるらしいのです。
 
手順としては以下の通りです。
 
1、コネクタのカバーをカッターなどで慎重に分割する
2、コネクタ内部に充填された樹脂などを慎重に取り除く
3、コネクタ裏の端子部分で4番、5番をケーブルなどで短絡させる
4、コネクタのカバーを接着剤を使って元に戻す
 
やること自体は単純明快ですが、
なんだかイヤな予感しかしません。
 
イメージ 2
 
コネクタカバーの成型の合わせ目に慎重に少しづつカッターの刃を入れて・・・
 
コネクタカバーが割れたら内部の・・・
 
あははーん・・・
 
イメージ 3
ほら、いわんこっちゃない・・・!
 
まず、コネクタがええ感じに割れない!
 
途中からヤケクソになって、
もうこの際、徹底的にこれでもか!という程に分解(破壊?)してやりました。
 
わりかし手先は器用な方だと自負しておりますが、
やはり私には無理でしたね!
 
仮にうまく短絡できたとしてもコネクタカバーをうまく元に戻せない気がします。
 
素直にホストケーブルを買えばいいのでは?
 
イメージ 4
一般的なホストケーブルは片側のコネクタがmini-BではなくType Aのコネクタなんですよね。
 
しかも、
ナビ側のコネクタはL型である必要があります。 
これがなかなか売っていない!
 
ボルドールに引きまわしてあるUSBケーブルは、
電源元からメーター近くまですべてmini-B仕様に統一させてあるので、
わずか20cm足らずのホストケーブルのために全部引き直すのはムダが多すぎます。
 
余計なお金もかかりますし・・・
 
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素直にナビ付属のシガーコードを使えば何も問題はないんですが、
このプラグ部分が大きすぎるんですよね・・・
 
イメージ 7
 
このL型のコネクタ部分(左がナビ付属シガーコード)の形状もちょっと・・・
 

 
その他の方法は?
 
その1
現状のminiUSBケーブルをナビ側コネクタ付近で切断して、
市販されている自作用のminiUSBコネクタを使って作り直す。
(もちろんL型コネクタで)
 
その2
現状のminiUSBケーブルとナビ付属のシガーコードをそれぞれ切断し、
ナビ側のケーブルを入れ替えて合体させる。
 
その3
荒技としてコネクタ内部ではなく、
差込む側の露出している端子で短絡させるという方法もあります。
 
イメージ 8
 
こちら側の端子でハンダ付けをするのですが、
ハンダのコテ先が入らないので金属パーツをめくる必要があります。
 
そしてハンダ付け後は
この金属パーツを元の形状に戻すのですがこれが意外と難しい・・・
 
また、
どうしてもハンダ付けした部分が大きくなる(ハンダの分かさが増える)ので、
ナビ側のコネクタに差し込む時に固くなってしまいます。( 実証済み)
 

 
ここまで書いてきて何ですが・・・
 
私の性格からしてはじめから判っていたことですが、
完全には元の形状に戻らないであろうコネクタの分解や、
ケーブルの途中で切断してつなぎ直すなどの方法は極力避けたいです。
 
見た目のゴテゴテ感や断線、接触不良の恐れもありますし・・・
 
という訳で次回は、
「これですべて解決! よかったよかった、めでたしめでたし編」です。