53代横綱 輪島大士さんが亡くなられました。
生前の輪島さんは、破天荒な物言いで周りを和ませていたそうです。
当てはまるかはわかりませんが、「天然ボケ」というヤツです。
飛行機内で、ミルクを飲みたかった輪島さんが、英語でオーダーしました。
「ヘイ、モーモープリーズ」
ミルク→牛乳→牛→英読モーモーに辿り着きました。
また、飛行機に乗った感想をよそで話していた輪島さん。
「あの席はキツかったよな、オコノミーだもん。」
エコノミーの言い間違いです。
相撲で、力士が最も嫌う言葉は「土」なんです。
記者とのやり取りです。
記者「輪島さんのヒロシってどう書くんですか?」
輪島「大きい土って書いてヒロシだよ」
もう一度言います。
力士が嫌う言葉の土をためらうことなく口に出せる、大横綱の貫禄ですね。
さて、最後に、懸賞金のお話です。
力士が貰う懸賞金は6万円ですが、実際、力士の手取りは半分で、懸賞金袋には3万円のみ入ってるんです。
残りの3万円は、協会預かりで力士の保険金やら広告代等に当てられているんです。
このシステムを定着させたのは、「ある意味」輪島さんでした。
金遣いが荒く、保険金が支払えず、協会が立て替えたという逸話があります。
力士やプロレスラーの豪快伝説はあまた耳にしますが、輪島さんも負けず劣らずだったんですね。
八