知っておくべき梅毒の症状 -11ページ目
<< 前のページへ最新 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11

梅毒の感染について

梅毒は、セックス・アナルセックス・オーラルセックスなど、あらゆる性行為が原因となって感染します。梅毒は、トレポネーマという病原菌により感染します。皮膚・粘膜などの小さな傷からこの病原菌が侵入し、血液中に入ることで全身に広がります。

症状は男女ともに同じで、4期に分けることができます。
第1期は、痛みのないしこりができたり、痛みのないリンパ節の腫れがみられます。第2期は、赤茶色の盛り上がったブツブツや、ピンク色をした円形のアザ、脱毛症状がみられるようになります。第3期は、しこりができはじめます。第4期は、心臓、血管、神経、目などに重い障害が出るようになります。現在では、第4期まで進行するようなことは殆どなくなりました。

梅毒は、特にアナルセックスでの感染が多いと言われています。もちろん、同性同士の性行為でも感染します。また、口に梅毒の病変部分がある場合は、キスだけでも感染します。母子感染で赤ちゃんに梅毒が感染してしまう先天梅毒というものもありますが、現在では妊婦検診が行われているため、ほとんどなくなりました。

梅毒の基礎知識

梅毒は性病の一種ですが、ひと昔前までは恐ろしい病気として知られていました。
今でこそ治療薬のペニシリンがありますが、ペニシリンが発見されるまでは不治の病として恐れられていたのです。
現在は、早期に治療を行えば治すことのできる病気となりました。

梅毒に感染していると、エイズウイルス(HIV)に感染しやすくなるのをご存知でしょうか。
梅毒に感染したことによる病変部分があると、エイズウイルスなどにも感染しやすくなってしまいます。
梅毒の感染が判明した場合は、念のためHIV検査も同時に受けておいたほうがよいでしょう。

梅毒に感染すると、感染から3週間後、3ヶ月後、3年後というペースで症状が変化していきます。
しかし、感染していても症状が出ない場合(潜伏感染)もあるので、感染の疑いがあるという方は検査を受けることをおすすめします。
<< 前のページへ最新 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11