カルナヴァルがあけていろいろ始まってしまう前に、
今回の滞在中に行きたかった、セーハ・グランヂに行ってきました。
日本で東京アカラジェ・タピオカとしてプロジェクト展開している
友人達が少し前にアカラジェの修行に行って来たところです。
この友人達から託された彼らのアカラジェの師匠トイニャへのお土産を持って。
これはカルナヴァルをサルヴァドールで過ごすために来た別の友人が日本から持って来て、サルヴァドールでフランスから来ている私が受けとって持って行ったという代物。
セーハ・グランヂはバイーア州の南、サーフィンのメッカ、イタカレーとイリャウスの間くらいに位置する海辺の小さな街。
サルヴァドールから行き方はイリャウスまで飛行機で行って、そこから車で1時間という方法が一番楽でしょうね。
今回はバスで行きました。
朝5時に起きて、7時のフェリー目指して6時過ぎにでたけれど間に合わず、8時の船に乗りました。まずサルヴァドール側のサンジョアキンにあるフェリーボート乗り場まで行き、そこから1時間船に乗って、 Bom Despachoというサルヴァドールの向かい側にあるイタパリカ島にあるバスターミナルまで行きました。そこが出発地点です。
ここから延々海沿いを南に向かって長距離バスで行きます。9時に出発し途中でバスが壊れ、次に来たバスに乗り換え、結局次の乗り換え地、イタカレーに着いたのが15時半くらい。
イタカレーはサーフィンのメッカみたいですね。ボードを持った欧米系の人たちがたくさんいました。
ここから16:25発のセーハグランヂ行きのバスに乗り、目的地に着いたのが17:30長旅です。
その後今回とってもお世話になったカポエイラアンゴラのメストレ、カベーロさんに紹介してもらった宿でチェックインをし、シャワーを浴びてから、カベーロさんの道場に挨拶へ。
暑いのにかなり筋肉に負担がかかりそうなトレーニングをしていました。
トレーニングの途中で、トイニャの様子を見に、広場まで戻りましたが、彼女今日はお店ださないようで、居ませんでした。
そして2日目。昼食後ほぼ誰もいない海に行ってから、開店時間にトイニャの露店の前に行ってみたけど、やはり店を出す気配無し。
最終日の3日目、この日は国際女性デーでした。午前中バスの時間の確認をし、その後トイニャの家まで行ってみて、近所の人に彼女はどこにいるのか、今日はお店を出すのだろうか?と聞いてみた所、今日はお店を出すと言っていたと。やはり昼食後海に行ってから、広場のお店をみてみたら、椅子とテーブルがセッティングされていたので、明らかに昨日までと違う様相。
期待しつつ18時過ぎに行ってみたら、居ました!トイニャ。私が見た写真みたいにメイクしたり着飾っていなかったのでちょっと声をかけるのに躊躇したけど彼女でした!
預かってきた写真を渡し、みんなで眺め、1つ1つを見る毎に感嘆の声をあげ、思い出を語っていましたよ。この日は女性デーだったので、カベーロさん達がカポエイラのホーダを含めたイベントを開催していて、広場はにぎやか。それを眺めながら、まずアカラジェをいただきました!
生地がふわふわです。そしてデンデ油が美味しい!
イベントが終わる頃、カポエリスタ達も合流し、そこで取っておいてもらったアバラーもいただきました。これも生地がなめらかでプリンみたいでした!
やっと最終日にトイニャに会えて、使命と目的を果たせて大満足。彼女曰く「出会うのはこの女性デーじゃなきゃいけなかったのよ!」と。
会えなかった2日間は海辺の彼女のお家で毎日デンデ油作りをしていたとのこと。
そしてここの住民が話をしていてかなり興味深い人たちが多くて、それも楽しかった。
広場に行けば誰かしら一緒に飲む相手が見つかって楽しいときが過ごせるという。
たしかに小さな街で何も無いんだけど、かなり魅力的です。
そして毎日昼食を取った、Toca da Tapioca。ここのお料理が毎回見た目も味もハイレベルで大満足。なぜここまでの僻地にこのクオリティ?っていうレベルです。
まず初日。魚のグリル、ハーブソースとガーリックチップス、ココナツミルク入りバナナピューレ。これとにかくここ数年食べたお料理の中でかなりの大ヒット!
そしてマリスカーダ。貝、イカ、海老、野菜のココナツミルク煮込み、ココナツチップス入りのご飯、バナナチップス添え。これは見た目も素敵だし、味も最高。ただ驚きはあまりなし。ムケッカに味は近いです。ただご飯にチッップス入れたりするちょっとした工夫が素晴らしい。
最後にやはり初日の魚のグリルが素晴らしかったのでもう一つの魚のグリル。パッションフルーツソース、野菜炒め、アイピンのピューレ添え
たぶんパッションフルーツのバターソースです。これも南国らしいアレンジで良かったな。
最終日の朝、絶対に行った方が良いと言われたカベーロさん宅で朝食をいただき、これこそパラダイスという庭もばっちりみせてもらいました。鶏を飼い、湖にはガチョウやアヒルが泳いでいて、様々なフルーツが植わっていて、カポエイラの練習をするところや、大きなキッチンのあるイベントスペース、お客さん用のキャンプスペースなどもあります。
こちら記念撮影。
最終日に飲んでいた時に、「あなたはまたきっと戻ってくるわよ。みんなすぐ戻って来るもの」と言われました。
たしかにアクセスは大変だけど、また行きたいところです。