益田ミリ、ご存知でしょうか。
漫画家さんですね。
代表作はすーちゃん。
35歳、独身、カフェの社員さんの生活をゆるーく、でも鋭く描いた四コマ漫画。
なんですが、これ、私どうも共感できねぇ。
というか、共感はするんですけど、すーちゃん好きになれませんな。
彼女のいうことはわかるんです。そういうしんどさ、めんどうくささって避けて通りたい、とか、こう軽やかに小さく心をあたたかくしながら生きていきたいな、とか。
でもすーちゃんやさわ子さんはなかなか幸せになりにくい人だよなぁと思う。
なんというか、摩擦をさけすぎなのだ。あと、しんどいこと。
たとえばさわ子さんは、アラフォーの、要介護のおばあちゃんとお母さんと暮らしているOLさんなのだけれど、途中で彼氏ができる。結婚の話も出るのだが、「子どもが生める証明みたいなの、病院でもらってきてよ」と言われて「あなたももらってね」と言って「え~、俺もいるの?」と言われて「あ、こいつと結婚すんのやめよ」となる。
確かにこの男のいうことは、おそらくバックの親戚に言われてやってんだろうが、女性に対して大変屈辱的。でもさわ子さんはそういう時に、彼氏に「何それ?ちょっとひどくない?」と言って話し合おうとしない。相手の失敗に対して、改めるチャンスを与えない。こっちの気持ちも伝えない。それでただ内心で悶々とやだな~と思うだけなのだ。
わかるわけねーだろ、お前のドン引きなんか。
言えよ、と思う。
話し合えよ。心と心をぶつけろよ。
恋は面倒くさい、体力を使う。傷つくし、むかつく。
それでもそれをしなければ、だめなのだ。ある日突然、100%自分好みの感覚を持った男がふってくるわけねぇだろう。それらは話し合って獲得するものなのだ。
すーちゃんやさわこさんは、自分の生活や感覚も大事だけれど、他人に歩み寄らない。勝手にいやだな~と思って、悶々とするだけ。
それじゃ幸せにはなれないわな。
もっと人とぶつかればいいのに。
でもそれはしんどいことだけれど。
まぁ、シリーズ全部は読んでないんですけれどね。
