「モンゴル野郎が来やがったぜ。」
「今度こそ文永の役で学んだことを活かすぞ。」
「奴らは集団で襲って来やがる。」
「それに爆音で耳がいかれちまうほどの火薬を使った攻撃もしてくる。」
「…ったく…。数じゃ勝てねぇ。この間みてぇに神風でも吹いてくんねーかな。」
どうしても覚えられないから、当時の彼らの立場に立って想像してみた。
人それぞれの勉強スタイルがあるが、俺のこの方法は譲れない。
「うぜぇ。好き勝手にやらせねーぞ自惚れ平家が。」
「一ノ谷、屋島、壇之浦の順でぶっ飛ばしに行くぞ。準備はいいな?義経。」
「わかってるよ頼朝兄さん。」
と、まぁこんな感じだ。
何度も言う。
人それぞれだ。
明日から、高校生活最後のテスト期間が始まる。
