ライ麦パンは、ドイツやオーストリア、東欧などの気候風土ではパン用の小麦が育たないため、気候に適したライ麦が栽培されるようになりライ麦パンがつくられるようになりました。
今日は”ライ麦”について取り上げます!
ライ麦は栄養価が豊富で、”グルテン”を取りたくない方にも食べていただけるパンとして、健康に敏感な方、ダイエットの方に注目されています。
医師との相談が必要ですが、もしかしたら【小麦アレルギー】のかたでも食べられるかもしれないのがライ麦です。
小麦粉には特有のタンパク質が水を吸収した状態で”練る”、”こねる”などの力が加わることで『グルテン』というよくお聞きになる弾力性のある物質を生じさせます。
ライ麦には微量の『グリアジン』しかなく『グルテン』を形成することは出来ません。
ライ麦100%パンが『グルテンフリー』と言われる根源はここにあり、グルテンがなく膨らまないので、空気を含まずどっしりと重く中身が詰まっています。
■栄養価が高いライ麦
・食物繊維豊富
不溶性の食物繊維。食パンの1.9倍
水溶性食物繊維 食パンの5倍
便秘だけではなく腸内環境を良くしてくれるため、整腸作用にもなりお腹の調子を整えてくれます。
・ビタミンB1、B2他
・皮膚や粘膜を保護する働きで美肌効果
・糖質やたんぱく質をエネルギーに変える働き
・肉体疲労で溜まる乳酸を分解する効果もあるので、体が疲れている時などには欠かせない栄養素の1つ。
・脳神経系を正常に働かす効果もあると言われています。
・ビタミンE
・強力な抗酸化作用によって、活性酸素の発生や酸化力を抑え、細胞の酸化を防ぎ、血管や肌、細胞の老化を防ぐ
・ダメージを受けた細胞を修復してくれるので、免疫力を高め、動脈硬化やがんの予防にも役立つ
・カリウム
・むくみ予防に効果的な栄養素
・高血圧、脳卒中、心臓病のような症状を軽減する効果があります
・糖 質
ライ麦パンに含まれる糖質は、白米1杯と比べ25%程度程度の糖質しか含まれていません。一食にライ麦パン1枚だけを食べるのであれば糖質制限を行う方でも食べやすい食品ではあります。
また、血糖値の上昇の度合いを表すGI値も白米や食パンも低く、糖尿病を気にする方も適量であれば食べられます。
ダイエット効果がある
・低カロリーで腹持ちがいい
・パンが固くよく噛むことで 咀嚼回数が増えると、満腹中枢が刺激され、「お腹いっぱい」と脳が信号を発信します。そのため、食べ過ぎの予防にもなります。
成分から見た栄養や作用をまとめました。
いくら健康的でも、食べすぎるとカロリーオーバーになりますので・・・・
今回はここまでです。
読んでいただきありがとうございました!
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私のパンは広島で無添加・国産小麦にこだわり
健康を気にするあなたのためだけに焼いています。
ドイツベーカリー&カフェ
ベッカライベック シェフ 加藤幸夫
広島市中区鉄砲町1-25 1F
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