なんで、こういうことになったのか、経緯は。。。。
いろいろ聞きたかったが、正直、これを聞いても何にもならないのと、
聞いたら抑えている怒りが確実に爆発するので、一切聞かなかった。
「今日、ここでしたいことは、あなたがしたことの事実確認と、それに対しての責任の取り方の話です。」
すでにこの時点で、相当憔悴している様子を出してきたが、いやいや、お前にその権利はない。
「通常、これまでの判例から不貞行為に対しての慰謝料は300万が相場だということが分かってます。
(※本当は期間や回数、その他もふくめてこんなにはいかないけどね。)
なので、私はあなたに対して慰謝料300万を求めて裁判をさせていただきます。これは脅しとかではなくて、私の権利の話です。理解できますか?さらに、探偵の調査費用が110万かかってますので、
合計410万円。あなたと妻がしたことに対して私が請求できる権利だと思ってます。
この私の権利に対して、あなたが示談の条件として合意できるかどうかです。どうですか?」
当たり前かもしれないが、神妙な面持ちで聴いてたよね。
サインしてくださいとか、要求したような表現をすると、無理やりサインさせられたと後々いわれかねないので、
あくまでも、私とあなたが納得して合意した結果として示談書の作成をすることを念押した。
間男:「お金の事なので、自分ひとりでは決められないので、この示談書の内容を今日持ち帰って妻と相談していいですか?」
「では、あなたはこのことを妻に話すつもりなんですね?」
間男:「はい」
これは以外な返答。お前の妻と話してそんなのは払わないとか言われたらどうするんだ?しかも、そうなると
話が相当面倒くさいことになるし、多分裁判したら300万もとれない。むしろ探偵費用ぶんすらもとれない可能性ある。
「わかりました。では、少なくとも不貞行為をした事実のみは、今日念書として作成していただきたいのですがそれはできますか?」
「はい」
私の妻の作成した念書を見せ、それと同じ内容で念書を手書きで書かせる。
どうやって、示談書にサインさせようか。考えた。
そもそも、金は払う意志はあるのであれば、それができるかどうかは関係ない。
誰かに借りようと、消費者金融で借金しようと。
こいつが、どこでどう金を工面しようが、俺には関係ない。
その線で攻めてみようと思った。
「あなたは、さっきあなたの妻と相談するって言ってましたよね。この示談はあくまでも私とあなたの間での合意の話です。
まず、意志を確認したいのですが、あなたはこの金額を払う意志はあるんですか?」
「はい」
「では、あなたの妻が払いたくないといったらどうするんですか?」
「それは、なんとか払わせるしかないと思ってます。」
「ですよね。あなたは払う意志がある。であれば、私とあなたの示談なので、あなたの妻の意志は関係ないと思うのですがいかがですか。
つまり、極論、このお金をあなたがどういう方法でよういしようとも、私には関係のない話で、あくまでもこの示談金をあなたが払う意志があるのかないのか、あるのであればサインできると思うのですが、意志がないということですか?」
「そうですね。払う意志はあります。なのでサインします。」
合意きたーーーーー!
速攻でPCで示談書を作成。
・不貞行為の事実(既婚者であることを知りながら※これ入れるの重要)
・慰謝料の金額
・支払い期日と方法
・求償権の放棄(男が、慰謝料の一部を私の妻に払わせる権利。これは不貞行為は男だけではなく、私の妻にも責任があるので、本来慰謝料は二人で私に払うもの。求償権を放棄させれば、男が一人でこの金額を支払うこととなる)
・再犯にたいしてのペナルティ
大体こんな内容を盛り込んでその場で速攻作った。もとから大枠のフォーマットは用意していたので、
10分くらいでできたと思う。
つづく・・・