グロブ☂の異様タネに切親： 啼いても笑ってもスッキリしないヒトは どうするのさ？
参加中 自分以外の誰も素晴らしくはない。
自分は もっと素晴らしくない。
こんなになったのは誰が兇いのか？
あいつか？ いや、やっぱり アノ奴なのか？
そうではない。
自分で自分を呪う時代。
親も兄弟も どんな連れ添いや 誰かとの絆、結束、信頼、譲り合い…
それが想い描いた理想に近いと 自分で自分に思い込ませる日々。
朝から晩まで 来る日も来る日も 単調に動く生活様式。
やっているのはすべて自分。
他人ではない。
自分が自分ではないほど怨み苦しむ時代。
男も 女も 子供も 大人も
他人と照らしあわせ 比較し 比較されることを余儀なくされ
どうして生きているのか？
なんで こんなにも苦しいのか？
最早、そんなことを考えたり 話し合ってるヒマもない。
自分で自分を呪う時代。
捕まらなければ何をやってもいい？
自分が生き残るためには他人の情熱や友情を踏みにじろうとも
捨てる者は捨てる。蹴落とす者は蹴落とす。
やっているのはすべて、己への裏切り行為。
二度と解き放たれることのない魂。
自分で自分を呪い潰そうとする時代。
過ぎ去りし日の行動や言動を想い改めようとも
これまで逃げ道を探りながら生きてきたことに
ようやく気づかされたことで
そこから生き方を改めようと考える、
その余裕すら持ちあわすことを赦されないほど
自分で自分を呪う時代。
自分だけが愛を遣い果たしたわけでもなく
自分だけが憎悪を遣い果たしたわけでもなく
人類の生きる余地も 勝手きわまりなく遣い果たそうと
異臭を放つ頭脳で鼻たれる人間…
このまま決して 放たれることはない
己が生きるために必要以上の知識が己を滅ぼす時代。
男女が平等と偽ることもなく
人権を尊重させようと騙る必要もなく、
地位や名誉の保身、保持、保証が今まで通りには通用せず
知識という宝や財産である教育を立て直す意味もなく
まず不安定なのは、その学識や人類の英知に頼り、
このまま自分の肉体を自分自身で運び動かせるかどうか？
自分で自分を呪う時代。
水を買う時代に 空気を買う次代に
愛を介護するカネを惜しむ時代に
完全も完璧も完成もないはずなのに
不完全燃焼したままデキアガッタ煤けた人生の成功？
「ああ、とても美味しい」
その笑顔で喰った物。団欒の場で愉しく飲んだ物。
その毒を洗い流すはずの医学が騙し続ける現実も
科学と宗教を混ぜ合わせる教育で数字を追い回す経済も政治も
それが安全か？安心なのかどうかではなく
そこで搾り出そうとする糞便も 高価な下着から垂れ流す尿も
飲まされて喰わされた物を正常に排泄できないことが危険な時代。
西暦で21世紀と呼ばれる人類総勢67億人。
それはまた人間ばかりか
今ここに こうして肉体を持って生きていられる、そのわずかな期間、
ある一定の制限時間内。そこに在る者の数より
過去に死んだ者の数の方が多い世の中で
自分の肉体を構成する細胞を自分で腐らせる時代。
春夏秋冬の空の下で結実すべき草も、樹木も
狂い咲くように ひらきなおることもできないほど
今日ここへ今、生かされている条件に叛し
そこにいま存在していられる己自身の義務、役割を怠り
なんのために苦しいのか？
どうして生きていられるのか？
自分を自分で呪う時代。
そういう時代の世の中になっちまったんだよ。
どこを見渡しても霧で煙るくらいに切りもなく。
わりいけど。