最近の感じ。  | “Mind Resolve” ~ この国の人間の心が どこまでも晴れわたる空のように澄みきる日は もう訪れないのだろうか‥
   
   
   beach002  …あくまで、イメージ画像です。
   
   
う~ん、それにしても不思議な曲だよな。
   
    いつか見た海  伊丹哲也 OFFICIAL WEB SITE  より
   
この曲を俺は一日に何度も何度も繰り返し、
…最初の real player の展開で4分24秒が過ぎてから
2回目に再生ボタンをクリックすると連続再生される設定にしてある
。 
そういうふうにパソコンのスピーカーで流したまま、 電気の無駄か 
はじめて聴いた日から、もう何週にも渡って時を過ごしているのに
一向にあきがこない…というか、「うるさい」とも思わないし、
その一回一回が、ぜんぶ同じには聴こえないんだよ。
どうして? 
昼も夜も、時間てもんは、どんどんどんどん過ぎて行って
人の生活意識の中では、今日が何曜日の何日で、明日はどこへ行ってどうしてとか 
テレビを点けてニュースを見てみても、
いいことも わるいことも、スゴイことをやってる。世の中では
それなのに、俺の部屋の中には 
ギターに乗せて誰かが歌っている歌が繰り返し流れているだけなのに、それは
何億年も前から、浜辺に決して途絶えることのない波の音とおんなじなんだよ。
どうして? 
この歌のテイクには、幾つかあって
もっとスゲェのがあるらしいんだけど
それはそれで創った人の命なんだから、またこのヴァージョンを聴いている俺とはちがう。
でも、キラキラと陽の光りに照らされて輝く波しぶきとか 
夕焼けに冴え渡るオレンジ色の海。
夜に荒れ狂う、髪の毛もバサバサにしてしまうほどの海風。
朝の穏やかな潮騒の、そういう潮の満ち干…
そういうのがぜんぶ、入ってるわけ。
たった一曲の、その繰り返しの中に。
   
メロディ的には、これに似た感じで、曲名は『バンビ』といったか? よく覚えていない。
演奏していたアーティストも誰だったのか、もう判らない。
ただ歌もないギターのアンサンブルで短い曲だったんだけど
とっても美しい曲で、聴いているうちに、こころがきれいになっていく…
そういう曲があった。
FMラジオで録音してカセットに入れてあったんだけど
その曲の前に、クラウス・オガーマンとマイケル・ブレッカーの共演で
『ハバネラ』という、ちょっと長めの曲も入っていた。
その2曲をエンドレスで何回と聴いても厭きなかった。
そのカセットも今はどこへ行ったか不明。何回か探したけど見つからない。
外国のアーティストで、歌もなく、ただ美しいメロディを繰り返すのギター伴奏だった。
どこへ行ったのか? 俺の青春時代の一ページだった。
でも、もういい。
今は、それ以上の美しさのある、この曲がある。
   
しっかしまぁ、よくもまぁ、どうして、こんな曲ができてしまったのか? 
それは恐ろしいことなので、あまり考えたくないんだけど
とにかく、この曲は、陸と海の狭間という、
自然界の中では絶対に人間がつくることはできない生息区域の境。
そこに、すべての生きている生命の神秘の謎が秘められているらしきの、
何度も何度も、永遠に近く繰り返し打ち寄せられる波の姿。
それが、いとも簡単に歌になってしまっているんだ。
スゲェ! そんな歌、今まで世の中に在ったか? 
俺は聴いたことなかったぞ。
しかも日本語で。
   
   
   
   
   
     minamideskold
   
     ここで毎日、ほとんど ずっと流れてます。 すみません、きたない部屋ですが