09/8/5
東京都青梅市に、ろう重複障害者(聴覚障害と他障害を併せ持つ)の為の
通所・入所授産施設「たましろの郷
」があります。
通所の施設長である 鈴ヶ嶺 眞弓 さんのお話しを伺う機会がありました。
現在たましろでは約50名ほどの利用者(=仲間)たち が共に寝起きをしたり、自宅から通ったりして
作業に汗みずしながら、充実した日々を過ごしているそうです。
毎日陶芸や、農作業、製パン、製菓、手芸に鉢植え造りなどに精進し
来所者に指導なども出来るそうです。
そしてプロ意識を持った清掃チームは、活動の場を公園や官公庁、学校など多岐に渡って持っており活躍されているそうです。
同時に、障害者自立支援法による厳しい経営実態についても伺えました。
やはりこの法律が大きな障壁になっていることが改めてショックでした。
重複障害者・・・障害が重い者ほど、負担が増えるこの悪法に憎悪すら覚えます。
当面の課題の一つとして「施設形態の移行」について説明いただきました。
※補足
身体・知的・精神障害者の通所あるいは入所施設として
今まで更生施設、授産施設、福祉工場など今まで33種あった施設が
①医療介護(介護中心)
②生活介護(介護中心)
③自立訓練(就労支援)
④就労継続支援(就労支援)
⑤就労移行支援(就労支援)
⑥地域活動支援センター(就労支援)
へと5年かけて移行しなくてはならない(NHK福祉ネットワークより抜粋・07年放送)
過去の番組の調査では、就労継続支援に該当する重い障害の方と、
就労移行支援に該当する軽い障害の方とでは、
工賃にかなりの差が生じるというケースもある様でした(報告、チャッピー)
たましろ設立から今まで、仲間たちとスタッフや協力者、親たちが築き育んできた
助け合いの精神・チームワークが、
自立支援法が持ち込んだ『競争原理』により、踏みにじられてしまうのではないのか?
という不安に心が痛みます。
でも、実際には一般企業に就職が無理でも、
働き続けたいと思う気持ちは誰でも同じですよね!
だからこそ授産施設などの「存在意義」があるのだと思います。
鈴ヶ嶺さんから頂いたパンフレットの中に、運営の理念が書いてありました。
≪何も出来ないのではなく、出来る可能性を育む≫
ゆっくりではあるかもしれないけれど、日々生きがいを見つけていく仲間たちの笑顔を守るためにも是非
頑張って欲しいと思います。
そして当事者たちだけが頑張るのではなく、社会にももっと受容力が必要です。
例えば企業などはもっと障害者雇用の促進に努めるべきです。
障害者雇用率3年連続日本一のユニクロ(08年は8,06%)は、身体だけではなく、
知障の者も積極的に採用している様です。素晴らしいと思います。
もちろん私たち自身にとっても、一体何が出来るのか模索していきたいと考えさせられるお話しでした。
BY バックアップ! チャッピー