また3月11日が来ました


6回目のこの日をまた「あの日」を思って迎えることになりました


今日もいつものように仕事をしながら1日を過ごしていきます


あの日だってまさか大災害が起こることなど微塵も思わない朝だったのですから


テレビでは風化していく震災のニュースをわざとらしくぶり返し放送して「忘れないように」と繰り返します


忘れることと気にもしないことは一緒です


普段の生活のなかで何の気にも止めていない人に   今日だけ思い出されてもなにも変わりません


自分は本当は思いだしたくもありません


あの日を知った自然の脅威も    人の汚さも     自分の無力さも


忘れるなんて出来ないのです


でも
皆さんがまた今日という日を通して思いだし    また力を貸してくれたらきっとそれはそれで良いことなのはわかっています


それが大事なことも


あの日いた東北に今年自分はいません


でも遠く離れたこの場所から    あの日生きることを奪われた方を思いたいと思います


今日もあの日と同じ時間を刻んでいきます



〈今日の独り言〉
大好きだった海に
たくさんの命が消えて
哀しみの涙に海が歪んで見えた
それでも時が流れて
また今日も優しい海が僕らを見守る