観て参りました。
はじまるまでは7年振りであり思いもよらなかった新作に対する期待で胸躍らされていたのに
はじまった瞬間「あーこれで全て終わってしまうー。」と涙目モードに。
そもそも私がARIAを知ったのは弟の影響。
弟は元々佐藤順一監督のファンでAT-XでよくARIAを見ていて
「なにこれ面白いの」的なノリで横で見たのがはじまり。
最初の頃は別に「これは面白い!!!」っていう感じにはならず、かと言って放送中は見入ってしまう
というのを繰り返している内に完全にハマってしまった感じだったと思う。
何せ自分の中にスーっと入ってきていつの間にかマイベストアニメになっていたのでこの辺の記憶が定かではないんですよね。
こういう作品は他には無い。
だからこそ7年経っても特別な作品であり続けてるんだろうなぁと思ったりしてます。
さてそんなこんなで作品評を。
capitolo1 「その逢いたかったあなたに…」
原作「Navigation 46 誕生日」がベースとなったお話。
この話は原作でも結構好きだったのでアニメ化されて嬉しい。
しかも現在の灯里とアイちゃんの話とリンクさせ語ることによりより一層深みを増した構成になってます。
劇中語られている奇蹟というワードがこのARIA The AVVENIREが公開されたという「奇蹟」ともリンクしているようで
初っ端から涙腺が主張を止めない展開です。
アテナ役の川上さんが亡くなってしまっている為原作とは違い台詞ではなく歌でアリシアさんの誕生日を祝福するという演出も素晴らしい。
やっぱりアテナさんと言えばバルカローレだしあのタイミングで歌われるともう…。
バルカローレを歌っていた河井さんも既に他界されていて残念な気持ちも多々ありますがアテナが川上さん河井さんのイメージを尊重したまま最新作として映像化されたことにとても感慨深く思っています。
きっと誰も新しい声優さんになっていたとしても文句なんていわないだろうけど、クレジットの件を含めスタッフさんの愛を感じました。
capitolo2「その 暖かなさよならは…」
二期でキーとなっていた存在、ケットシーとのお別れを描く原作「Navigation 53 ケット・シー」の映像化です。
予告の段階からアイちゃんとケット・シーとの話というような情報は聞いていたのですがとてもうまい構成になっていましたね。
アイちゃんが見つけたのはケット・シーの影。
それを追って行った先にいたのは新しい仲間だった。
アニメだとARIA The NATURAL 第1話「その カーニバルの出逢いは…」でアイちゃんはケット・シーと一応遭遇はしてるけど
あれはきっと灯里がいたからで、彼女がこれからとても素晴らしい体験をしていくことになるんだろうなという余韻で終わらせる憎い演出…。
そこに灯里とケット・シーの最後の別れのエピソードが。
灯里の成長を描くという意味で他の同業者から初めて評価されたトラゲット回、見ていた人を驚かせる華麗なオール捌きを披露したNavigation54休日(未アニメ化)と並び灯里という主人公にとって確実に必要なエピソード。
この話は面白いか面白くないかはおいておいてARIAという作品の中で絶対にアニメでやってほしかった重要なエピソードだと思っていたので7年の時間を経て観られたのはとても嬉しく思います。
capitolo3「その 遙かなる未来へ…」
そして完全オリジナルにしてカーテンコール。正真正銘最後のARIA。
アクアアルタの日をうまく使いアイちゃん達がみんなをひき合わすサプライズを実行するという流れの中で
アリアカンパニーの過去が語られるという内容。
正直面接希望の電話で「なぜ当社を選ばれたのですか?」の問いに「何だか呼ばれたような気がして」とか答える奴は頭がおかしいとは思うんですけど、アリシアさんとの素晴らしい関係や、アクアの人達との触れ合いケット・シーとの出会い分かれ…この作品の流れを全て汲み取った上でこの台詞を聞くと全く違和感が無く入ってくるんですよね。
想像ですが原作者の天野さんもARIAの全てを包括してチョイスしたから「何だか呼ばれたような気がして」という台詞になったのではないでしょうか。
AQUA一巻の頃にこの台詞はきっと出てこないですよね。
それくらいしっくりくる台詞でした。
そしてアリアカンパニーで成長した灯里がアリシアさんに言った
「淋しければ淋しいほど、悲しければ悲しいほど。それは…大好きな存在ができた証なんです。(中略)だからこの切ない想いもまた、幸せモノの証なんですよ。」
はこの作品最高のパンチラインですね。
今までも悲しいことを優しく包んでくれるような台詞回しはありましたが、これは悲しい事や淋しい事全てを飲み込んで昇華させるカーテンコールに相応しい台詞だったと思います。
その他新人についてとか各話原作を踏まえつつ色々書きたいことはあるのですが、まだ頭の整理がついていない部分もあるので
公開期間は何度も観に行ってそのたびに記事にしていこうと思います。
最後になりますが、最高のカーテンコールをありがとうございました。
あまんちゅも楽しみにしてます。

