もう引退しているけど、友人も多く、社会的地位もある女性が、私にかけた言葉です。

 

「生活保護や、社会福祉のこと?」と私が聞くと、頷いていました。

 

 

カナダの多くの非先住民、特にヨーロッパ系が

 

「先住民は政府から援助を受けすぎ」と不満に思っていますが、

 

身近な人から、ネガティブな感情と共にこんな言葉を聞くのはたぶん2回目。

 

最初は、「あいつらは、たくさん援助を受けているのに、まだ石油で利益を得ようとしている」

 

(居住区で出る石油がよく問題になります)。

 

 

山火事が多かった夏は、

 

「先住民が、仕事欲しさに火をつけてるんだ」。

 

もちろん山に火をつけるなんて重罪だけど、もしそれが事実なら、

 

白人は先住民を生活保護をもらうだけの怠け者だというけれど、

 

仕事欲しさに火をつけてしまうほど生活保護ではなく仕事がしたいいうことだし、

 

そんなことをしなければ仕事が得られないという、

 

制度や、差別の問題にも目を向けて欲しいと思うのだけど。

 

 

自分たちの住処も、文化も奪われて、

 

劣悪な環境の居住区に押し込まれて、

 

差別されて高い貧困率で、

 

いくら政府から援助をもらったって、「だから幸せ」とはなるわけはなく、

 

文句を言っている人たちは、誰一人として彼らの位置に立ちたいとは思わないだろうに、

 

なぜ文句だけいうのかな?

 

とても残念。

 

 

でも考えれば、私はまだこの国のことをよく知らず、

 

消費税以外は払っていない部外者なので、

 

そんな不満がないだけなのか。

 

 

1番残念だったのは、今回はだいぶ先住民やカナダの歴史も勉強して、

 

言いたいことはたくさんあったのに、未熟な英語のせいか、頭の回転のせいか、

 

勇気のせいか、言葉が出ず、何も言い返せなかったこと。

 

きっとこれからもこういう場面は多くあるから、シュミレーションでもしておこうと思いました。