カナダの先住民は、つらい歴史は過去の問題ではなくて、

 

今でも差別という言葉では片づけられない、恐怖を感じるような環境にいます。

 

数年前からは、先住民女性が殺人事件に巻き込まれたり行方不明になっても、

 

警察が捜査もしていなかった事実を先住民の人たちが指摘し訴えはじめ、

 

社会も注目するようになってきました。

 

大学でも、イベントとして、集会をして、話を聞き、歌い、

 

行方不明者の写真を持って無言で校内を行進をしました。

 

カナダ人でも、先住民の真実を知らないで偏見を持つ人たちが多い。

 

車は入れないはずの校内ですが、校舎前の小さな集会時、

 

校舎の横でパトカーがひっそりと見守っていました。

 

 

 

先住民大学生の環境は厳しく、

 

遠い居留地から通っている人、

 

車で何日もかかる家族から遠く離れて大学近くに一人で住んでいる人、

 

働きながら学んでいる人がほとんどで、退学率が多い。

 

社会で差別的に扱われ、居留地では自殺率が高い。

 

 

 

そこで先住民学部は、生徒の精神衛生にとても気を配てくれます。

 

イベントもとても多い。

 

新学期の始まり、テストの前など、立食の昼食会。

 

ちょっと寄って行ってと、ピザや、ポップコーンや、ドーナツをくれる日。

 

夏の初め、伝統的なテント式住居、ティーピーを校舎前立てるイベント、そのあとの軽食。

 

生徒、教授、スタッフ、カウンセラー役で毎日校内にいてくれる人生の先輩方が、

 

大笑いしながら話をしています。

 

少人数な学部で結びつきが強くて、みんな親戚のよう。

 

 

 

学部長は、定期的に生徒と触れる、ゲームナイトを設けています。

 

州内で、先住民が犠牲になる殺人事件が起きた時など、

 

心が不安定になると予想されるときは、

 

誰かと寄り添いたい人、心の内を吐き出したい人のために、

 

学部長が小さい会を開いてくれます。

 

 

 

パンデミックで大学が急遽休校になった次の日には、生徒にメールを送ってくれました。

 

「コロナウィルスのニュースは、1日10分だけ見るようにして下さ。

 

必要な情報を得るだけ。

 

それ以上は、不安になるだけです。」

 

その後は、登校できなくなったため、週一回Zoomで癒しの会を開いてくれています。

 

 

 

今日は、ファイナルテストも終わって切羽詰まっていなかったので、参加しました。

 

少し緊張気味に。

 

名前は癒しの会なのに、彼らに比べたら深刻な悩みはないし、

 

Zoomだと私のつたない英語が目立ちそうだし、

 

学部長の会の参加も、Zoomも初めてだし。

 

 

時間前に、学部長からのメールのリンクをクリックしてZoomをダウンロード。

 

この手は弱いので、わからないまま適当にクリック。

 

「スタート」をクリックすると、

 

「ホストが処理するのを待ってください」の表示。

 

ぐるぐるするだけで、開けず。

 

何か間違えたかな?

 

一人ひとり話しするために待つのかな?

 

おろおろと15分ぐらいいろいろクリックしたり、ただ待っているうちに、

 

学部長からメール。

 

「技術的問題が起こっているのでちょっと待ってください」

 

なんか緊張するからもう今日はいいかなと思っているうちにつながりました。

 

「ハ~イ、忘れん坊!」

 

と言われて「ハ~イ!」と返しましたが、

 

だいぶ後になってマイクが入ってなかったことが分かりました。

 

参加者は3人だけ。

 

 

学部長「今日は、別に何のトピックもないから、誰かなんか話したいことがあったら話して」

 

一人生徒が学部長に、超フレンドリーに「Hey, Chris! How,s it going?」

 

(ヘイ!クリス!調子どお?)

 

学部長や、教授へのこのノリで「ヘイ!」は、突然だとまだちょっと驚きがあります。

 

少しファイナルテストやオンライン授業や、春、夏クラスの話し。

 

そのあとは、もうすぐ引っ越しするから部屋が段ボールだらけなんだーとか、

 

ネットフリックスで何見てる?とか、ほとんど雑談でした。

 

私は黙ってたというか、マイクもオンにせずにいたので、

 

途中で、生徒に「忘れん坊って誰?」と言われて焦った。

 

学部長とも大学に入学してから一度も話したことがないから、

 

学部長は「知らない。簡単に自己紹介して」。

 

私は焦って、もごもごと自己紹介。

 

でも様子がおかしくて、やっとマイクが入ってないことが判明。

 

結局、自己紹介が彼らに届いていないまま、雑談の続きを話してしっまって。

 

直後に気づいたけど、彼らの話をを割って入れず、入りたくもなく、

 

最後に学部長が、

 

「じゃあ、最後に何か言いたい人。あと5分だから」

 

と言ってから、ちょっと話していいですかと言って自分の話をしました。

 

先住民学部生であること、

 

英語に苦労しているけど、今期は、クリー語を楽しんだこと、

 

統計学に苦労しているけど、心理学を第二専攻にしたこと、

 

偏見と差別に興味があって、今期「ステレオタイプ、偏見、差別」を選択したこと、

 

ゲームナイトに行きたかったけど、まだ一度も行けてないこと。

 

でも実は、オープンキャンパスの時に、学部長に会っていること。

 

そうしたら、学部長「覚えてるよ。何を話したかも覚えてる。」

 

驚いて、感動していると、

 

「この学部に興味がある日本人なんて滅多にいないから」

 

「忘れん坊、良かったら来週も参加してね」

 

 

 

カメラは最後までオンにできずじまいでしたが、

 

Zoomデビュー、良い印象で終わりました。

 

 

 

今日の記録

昼間15℃。一気に雪は解けた。

9:30起床 (勉強しなくていいと思うと、起きる気力がなかった)

バナナブレッドの朝食

学部長とZoom

動画見ながらZUMBA、ダンス1曲づつ

まだいけると思ったけど、2週間と3日ぶりに食料買い出し 

   初めて手ゴム手袋と、マスクを見つけた(中華系スーパーで)

アップルパイおやつ

冬期のプリント、ノートの整理

夕食-イタリアンロールパンでホットドッグとミネストローネ

     (=明日には硬くなるパン+傷みが早いレタス)