学年末に行われる小学校の「学芸発表会」を鑑賞してきました。
最終学年の5年生が主役となり、下級生たちが花を添えるこの発表会。
レオ君、今年はその5年生
昨年は主に歌で構成されていたのですが、
今年の内容は「演劇と歌」
しかもその演劇で使われる言語がアオスタ州の方言である
「パトゥア語(Patois)」
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アオスタ州の方言といえば州内どこでも共通アクセントと単語で構成された同じ言語方言と思われがちですが、
各市町村によって異なるこのパトゥア語。
地元のお年寄りの方によると、クールマイヨールのパトゥア語とクールマイヨールからわずか10分しか離れていない村で話されるパトゥア語では既にその単語やアクセントに違いがみられるようです。
それを考えたらクールマイヨールのパトゥア語と州堺ギリギリにあるアオスタ州内の村で話されるパトゥア語とではかなりの違いがあることが想像できますね。
そして単に方言といっても、アオスタ州の方言はイタリア語とは全く違う言語なんですよ
発音はフランス語に近く、単語はイタリア語とは全くことなる別の言語!!
それが「パトゥア語」
だからイタリア人でアオスタ州に住む人たちでも、別の州出身のイタリア人はほぼこの方言はわからない。
地元の人でさえ祖父や両親が家庭内でこのパトゥア語を継承してこないと理解できない人や、
家庭ではなされているのを聞いて育っても次世代に継承するつもりで使っていないと、言っていることは理解できてもしゃべれない世代の人たちも多いのです。
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方言パトゥア語とフランス語で構成されたこの小学生による演劇・・・・・
私、全く内容がわかりませんでした
ピエモンテ州出身のマルちゃん、フランス語ができるので何とかおおまかな内容は理解できたようです。
言っていることはわからなくても動作や映し出される映像で何となくの予想をしながら楽しんできました
イタリアで暮らす私にとってイタリア語ですらまだまだ学ぶことに終わりなし・・・
の状況の中で、
国境だからこそ普通に入ってくるフランス語や地元に根強く残る方言での演劇はかなりハードルが高く、
おそらくこのまま一生ここに暮らしても私にとっては超えることができない言語ハードルでしょう
それにしてもイタリア語を母国語とし、若干の日本語、
そして国境地だからこそ幼稚園時から普通に先生が日常で使い、小学生なるとイタリア語(国語)と同等扱いでの必修科目としてで1年生から習ってきたフランス語。
更に英語と、そして演劇のためといえどもアオスタ州の方言パトゥア語を話す我が家の子供たち・・・
シンプルに尊敬します
先日、ちょっと遅れて仲良し友達との誕生日会も終え、
明日が小学校最後の登校日
先日の日曜日。
アオスタ市での民族舞踊イベントに特別招待者として来場していた
地元出身で世界的に有名なアルペンスキープロスキーヤー
「フェデリカ・ブリニョネ(Federica Brigone)」
彼女も明日が中学校最後の登校日予定
というのも来週から中学校卒業試験が始まります
まずは無事に合格して卒業できますように
レオ君が発表会頑張ったこの日の夕食。
お肉とキャベツのウィスターソース炒め
残っていた餃子の皮を使い切るべき
餃子
ごはん🍚とお肉があれば大喜びな子供ウケメニュー
ここにレオ君大好きな
ワカメと豆腐のお味噌もつけて💯メニューになりました✨