入院は手術当日の朝6時。
病院は州都のアオスタ市にあるのでクールマイヨールからマルちゃん運転で所要約40分。
その前にシャワーを浴びたりする時間を考慮してこの日は3時45分に起床
どうせ手術したあとに嫌でもたくさん寝れるって考えると・・・
この程度の早起きは苦になりません
到着して通された病室は二人部屋。
ベットの脇に既に私用の1,5リットルサイズのお水が用意されていました。
(空になったら看護婦さんがもう一本持ってきてくれるのでお水に困ったことはありませんでしたね。)
万が一を考えてペットボトルを持参してきていましたが、これは出番なし
コロナ影響もありマルちゃんがどこまで付き添えるのか疑問でしたが、
入院当日の付き添いということとグリーンパスを持参しているので病室まで入ることができ、30分ほど私に付き添うことができました。
今後の面会は、12時以降最大2時間の範囲で大丈夫ということ。
8時15分 手術室へ
そこで大きな発見
なんと腹切り(開腹手術)だと思い込んでいましたが、手術方法は
「腹腔鏡手術」
(お腹に四か所穴をあけて、そこから器具を入れて手術を行う方法)
帝王切開後の痛みを覚えていた私は思わず「ありがとう」ってお礼いっちゃいました
だってこの方法だと術後の痛みも軽いうえ、復帰も早いって聞いてましたからね!
オペ室に入る前にまずは背中から局部麻酔(硬膜外麻酔)
これは目覚めたあとの痛みを和らげるため。
ありがたいことにこの麻酔は翌日まで効果があるようです。
それが終わって麻酔師たちといよいよ手術室へ
おでこや手や足や、体のあちこちにいろいろな器具がつけられ、
酸素マスクが近づいてきていよいよ全身麻酔か!
と思いきや、
酸素が出ているマスクを口元から少し離れたところに維持したまま私にたわいもない会話を投げかけてくる麻酔師たち
「私、眠る準備できているから酸素マスクかけて大丈夫よ」
って言っても笑顔で雑談を続ける・・・・・・
。。。。。。。。。
。。。。。。。。。
。。。。。。。。。
そして呼ばれる声で目覚めてみると、
何と12時
気づいたら手術は終わっていました
どうやら例の雑談のときにマスクから出ていた麻酔薬を呼吸と共に吸い込んでしっかり眠りに落ちていたようです
そのまましっかり意識が戻るまで手術室横の控室で麻酔師たちの看視のもと休まされ、
部屋に戻ってきたのは13時40分。
とっくに手術が終わっていると思って12時に病院に戻ってきたマルちゃんは1時間40分も待っていたって
その後、局部麻酔のおかげでお腹の痛みは軽かったのですが、
お腹の中に感じるガスの動きで痛みが押し寄せてくる感じ。
ドクターが回診した時に話を聞いたところ、
手術はモニターで腹部内を見やすくするためにおへその穴から炭酸ガスを入れてお腹を膨らませて行わるのだそうです。
その体内に残っているガスが今感じているもの。
退院して数日たった今でもまだお腹がポッコリしていて、大きな筋腫と臓器を取った感覚ゼロ
その時にドクターに一番私が気になっていたことを聞いてみました。
「先生、お腹の筋腫は何キロあったんですか??」
それが占める割合を見たいがために滅多に体重を測らない私が、今朝体重測定までしてきたんだから
そしたら
「腹開手術と違って、筋腫も臓器もお腹の中で細かく切ってから開けた穴から取り出しているの。
当院では取り出したものは測ってないんだ」
・・・・・・・
そりゃそうだ。
とにかく手術日当日に手術方法が勝手に気めつけていた「腹切り」じゃないってわかったくらい。
だからこの腹腔鏡手術というものがどういったものか全く知識のなかった私です
15時 採血
この時間帯にお腹以外で感じた痛みは肩コリ。
特に右肩に強い痛みを感じ、横になったまま左手で肩揉みしてました。
16時 おやつ
→ドクターがなるべく温かいものをたくさんのむようにって言っていたので紅茶だけいただきました。
18時半 血流促進注射と点滴から痛み止め
※入院中はずっと血流促進のための弾性ストッキングをはいてましたが、並行してこの注射を毎晩打ってもらってました。
さらに退院してから21日間続けるということで‥‥
毎晩マルちゃんに打ってもらってます。
19時 夕食
リンゴムース
グリッシーニ
帝王切開の時と同様、術後のメニューは消化のいいダイエットメニュー!!
そもそもガスでお腹がいっぱいで食欲無し
いつも普通食になる前に退院しているので、イタリアでの病院食はこのダイエット食しか知りません
22時40分 点滴から痛み止め
この夜は血圧測りに来たり点滴変えたりと、何かと動きがあって結局しっかり眠れませんでした
術後の傷の痛みは局部麻酔と点滴からの痛み止め、そして何よりこの腹腔鏡手術という方法で帝王切開の時と比べたら天と地の差。
くしゃみと咳、そして笑った時にお腹に来る痛みは同じですけれどもね
→続く