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民謡酒場?

 路地  タイトル未設定   

先日の布施探検で発見したお店.
とにかく暗く狭い路地.他にポツポツと,怪しげな店.
カンバンには,「三味線で民謡歌えます」の貼り紙.

どうにも興味がおさえられず,
来ちゃったからには後には引けず
本日突入.

おそるおそる引き戸を開けると
60~70歳のおば(あ)ちゃんがカウンターにひとり
今日から始まったドラマ「わるいやつら」を鑑賞中.
まあその人がその店唯一のスタッフなわけなのですが.
「こんな店やけどいいの?」とかジロリと探るような目で聞かれつつ.
「もちろん」とか笑顔で答えつつも
ちょっとビビりつつ.

カウンターのみ,5席.
店内には民謡の賞状やトロフィーがいっぱい.
もちろんメニューなんぞなし.
食べ物はつきだしのスルメ,ナマコ,タコのみ.
酒はビール,焼酎,日本酒のみです.

ママの冗談をかわしながら,この町の昔の話などを.

後からきた40代後半の二人連れと
(多分この店にご新規が2組も来るのは奇跡的)
ママの弾く三味線で民謡を.
「よさこい節」,「炭坑節」,「黒田節」など.

いやいや,民謡,おもしろいです.
独特のテンポや節回しで,歌うのは意外と難しいし
歌詞には当時の風俗がかなりストレートに反映されていたりして.
黒田節が「黒田武士」,よさこいが「夜さ来い」とかかっているのも
知らなかったし.

つきだし(二人分),瓶ビール,焼酎2杯で2500円.
この町の古き良き時代の残り香を存分に吸い込んだ.

布施駅周辺


昼間に私用で布施駅へ.

研究するには中途半端な時間だったので
友達を上本町に呼び出して
「なかたに亭」でお茶.
イートインはずいぶん久しぶり.
「カライブ」とコーヒーを.
いつの間にかなくなってしまった,
「キャトルバン」の代打的存在です.

18時頃解散し,ひとしきり駅周辺を探検.
ピンとくる店はなく.

布施駅周辺に戻り,探検.
昼間に目をつけておいた表通りの立ち飲みで
日本酒とレバ刺し.
アテが割高感.どれも400円くらい.

次に目にとまった
商店街の店へ.
日本酒とドテ,おでん.
なぜか座って早々,オヤジさんに,
二次関数の問題を解かされる.
酔いがまわってきていたとはいえ,
ほんの10年前は息をするより容易だった作業が
できなくなってることに衝撃を受けた.
なんとか公式を導きだして,解決.
単にオヤジさんが,「知りたかった」とのこと.
聞けば先代が阿部野の同名店で
修行したらしい.タイプは似ているがアテは違う.
400円が中心.ちと割高感.

ほんとは裏路地にもう一軒
衝撃的な店を発見したのだが,入る勇気なく.
後日,突撃予定.

マリー・アントワネット

映画「マリーアントワネット」

久々に読んだ「装苑」で特集されていて,
見たくなった.

監督ソフィア・コッポラ
製作総指揮がフランシス・コッポラ.
衣装はミレーナ・カノネロ(名前知らない).
「時計仕掛けのオレンジ」や「オーシャンズ12」
を手がけた人らしい.
おまけに靴はマノロ・ブラニク!

「ラデュレ」のマカロンが衣装の色彩イメージらしいので
マカロンおたくとしても,見とかないと.
でもラデュレのマカロンって
もっと鮮やかな色だと思います.

ファッション映画として満足できれば
と.それでも,
意外にどこかを刺激されることを
期待して.

ちなみに,装苑2月号は,最近注目しているものが
たくさん載っていて
楽しめた.