高校の文化祭で美術科三年が各グループに分かれて各自作品を作る
とりあえず男子全員でグループを作り、
何つくる?ってことになった
女子は高さ40センチくらいのお菓子の家を作ってた
俺らは巨大なラーメンとか良くわからない案しか出なかった
最終的に俺が暗室に展示する光る作品を作ろうという案でまとまったんだが、
それは建前で実は暗室に壁を作ってその裏で焼き鳥を食おうという作戦が皆にウケたからだ
まあ先生に注意されない程度にやっておくか(いかにして手を抜こうか?)という感じだったが
一度作業に入ると皆ガチになった
黒い紙にアルミホイルをスプレー糊で貼り付ける
そして・・
木で枠組みを作ったものに巻きつけていく
これをたくさん巻きつけてできた隙間から
光が漏れて、綺麗だッと言わせる作戦である
暗室を陣取り、真ん中にライトを置く
これと同時に奥では休憩スペースが密かに作られている
ある程度黒い紙を付けたら、隙間に色付きセロファンを貼る。
お、綺麗じゃね?と見る一同
青い光が壁に映りこむのもまたいい
さらに作業を進める
全員、木を組んだり削ったりや銀でアクセサリ作ったりやデザインだったり、アニメーションだったり、
油絵だったりと、それぞれの専門分野で作品を作っているんだが、
今回のはなんだか小学校の図工から派生しているような感じだ
物作りは楽しむことから始まるのかもしれん
少し童心に返る
そして当日・・・。
中を見せない為に上から和紙を貼って完成した
色とりどりでとっても綺麗だろ?
(この裏で男たちがしゃがんでポテトチップスをつまんでいる事実にいかにもそぐわないシチュエーションである)
そして文化祭が終わった
そして解体作業が始まる
あんなに頑張って作ったのに解体だなんて名残惜しいなあ・・
と思いきや・・・
多分卒業アルバムとかに載って
そういやこんなの作ったよな~って思い返せるといいね