三位一体節後第24日曜日 | J.A.Ludwig(山田康弘)のブログ

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この名は、尊敬する3人の音楽家からお借りしました。

 度々引用されてきたイエスが病人を癒される話の最後。(マタイ91826)信じる者は救われると繰り返し説かれてきた訳であるが、癒しや救いを希求した時代の要請もあって、こうも頻繁に同じような箇所が引用されたのであろう。

 「おお永遠、そは雷の言葉」BWV60は恐れ(アルト)と望み(テノール)の対話を主体とし、最後にイエス(バス)の声が響いてくる。

 「ああいかにはかなき、ああいかに空しき」BWV26は、M.フランクの同名コラールによるコラール・カンタータ。この世の虚しさを余すところなく描きつつ、そこから救われることを渇望する。