お久しぶりです♪
定例の生存報告をしに来ました。

5月23日で術後3年となりました。
5月19日に撮った頸部と胸部CTの結果を
6月5日に聞きに行ったところ転移なし。
無事に3年を生き抜きました。
サバイバー4年生に進級できました桜**

4年生ともなると病気の経過に関して悲観することはなくなりました。
ただ病気が病気だけに楽観もしていません。
気を抜かず免疫力を上げる努力をしていきたいと思います。
不良患者なりに。

このまま5年目、10年目、突っ走っていけたら嬉しいです。
頑張れ!私の免疫!!(他力本願?)



転院
この春から都心の病院に転院しました。
主治医が元の病院に戻られるということでついて行きました。

少しだけ遠くなったけれど、信頼していて何でも相談できる先生と
二人三脚で病と闘って行けることは大きな安心です。
私の心配性な面倒くさい性格も把握してくださっているので
小さなことでも相談しやすいです(医師って大変ですよねー汗
数多い患者を抱えながらも私のような一患者に対して
いつも心配して考えてくださって人情を感じることも有り難いです。

このまま何事もなく乗り越えて
「私が生きることが恩返しだ」と言ってくださった主治医に
恩返しができたら嬉しいです。



続・大人の矯正に悩む
前回書いた「大人の矯正に悩む」 ですが
引き続き主治医はずっと歯のダメージを受け続けている舌を
心配してくださっていました。

飛び出ている部分が歯に当たり炎症を起こして白くなっています。
切除後の炎症
(画像は鏡を見たイメージで患部は右側です)


普段は相方とゆるゆる話すだけなので問題ないですが
(相方はヘロヘロ語でもちゃんと聞き取れるよう鍛えられましたw)
たまに人と会って普段より話をしたり、しっかり発音するよう頑張ると
それから数日舌が赤くなり痛くて話すどころでなくなってしまう状態で
また舌癌になってしまうかもしれないという恐怖を感じています。

矯正の話は以前も主治医から提案されたことがあり
自分の歯の場合はどのような方法で具体的にどう矯正するのか
ということがイメージできず躊躇していました。

そんな優柔不断な私の背中をぐいぐい押してくださったのが主治医で(涙
主治医は「矯正の専門ではないのでよく分からない」としながらも
奥様や先輩がその分野に詳しいということで
わざわざ私の歯の型を取って意見を聞いてくださいました。

私の場合は20万円くらいになるだろうということと
痛みより器具の違和感が辛いんじゃないかということと。
歯がねじれて舌側に向かっているので
少し起こす感じになるのではないかということと。

金額や内容もイメージできていよいよ矯正が現実的になってきて
これはもう矯正するしか方法はないだろうと考え
私も真面目に情報収集をし始めました。
子供の頃に歯列矯正をしたことがある友達に話を聞いてみたり
大人になって歯列矯正をした人達の話をネットで調べてみたり。

調べていくうちに大人の矯正にはデメリットも多いように感じました。
歯列矯正は審美目的な場合が多いのではないかと思うので
トラブルがないようデメリットが予め明確に示されているのかもしれません。

(私が見た大人の歯列矯正のデメリット)

・子供の矯正と違って保険が利かないため高額である。

・子供と違って成長が止まった固い歯列を動かすのは
 かなり無理があることで、器具を調整する度に激痛で
 1週間ぐらい食事すらままならず眠れない人もいる。

・長年かけて安定した噛み合わせを変えることで
 寝ている間に歯軋りをして無意識に調整しようとする場合があり
 歯軋りによる歯の磨り減り、顎関節症、頭痛、肩凝り、首凝りに
 悩まされている人もいる。

・矯正中は装置があるために完璧に磨くことは難しく
 歯肉炎や虫歯になりやすい。

・多かれ少なかれ歯根吸収
 (歯の根が骨に吸収されて根が短くなる)は避けられないため
 後々歯が抜けやすくなる可能性がある。

・輪郭が骸骨のように変わり法令線がかなり目立つようになり
 おばあちゃんのようになり後悔しているという意見多数汗


もちろんメリットもあります。
審美目的であれば歯並びが綺麗になるという点もですが
逆に矯正によって肩凝りが治ったとか
歯並びが原因で起こっていた不定愁訴が
良くなったという声もあります。


ただ、小さな変化に敏感な私が
これらの変化を受け入れられるのか不安になりました。
舌を切除したことで切除部分に常に力が入りっぱなしで
顎の痛みや首凝りに耐えられず眠れない日もあったり
小さな不具合に地味に困っていることも事実です。

…あと最後のも汗汗汗
諦めが悪いので老いにはもう少しだけ反抗したいお年頃…かも。
第三反抗期…?(ぼそ)
命には代えられないのだけど。

そして一番心配しているのは口の中に金具を入れ続けること。
口腔粘膜を傷つけまくるのではないかと。
歯の機械的刺激により舌癌を作った身としては不安が拭えません。
実際に矯正されている方のブログも読みましたが
金具で舌を切ったり舌炎ができたという話も書かれていました。
…と、いろいろ想像していたら矯正することが心配になりました。


そこでせっかくアレコレ調べてくださった主治医に
「別の方法で回避できないでしょうか><」
と相談してみました。

相談の概要をまとめると

・手術時に5番目の歯を抜いたことで
 4番と6番の歯の鋭利な部分が舌に直接当たるようになった。
歯並び2
赤い部分が鋭利になっていました。

・先日も舌を動かしただけでピーっと切れて出血した。
 退院後に右だけでなく左の同じ場所を何度も切っている。
炎症2

・4番6番の歯は内側を向いているため上の歯と噛み合わず
 さらに尖っているために舌を傷つけてしまっている。

かみ合わせ

・どうせ咀嚼に使っていない歯なのなら尖っていなくていいので
 何か被せたり舌に当たる部分をソフトにする方法はないか。
 歯並びを変えず舌に当たる部分を優しくする方向で回避したい。
かみ合わせ2

私は詳しいことを知らないので好き勝手言ってみます。
そして何でも患者の言うことを聞くのが良い医師ではないと思っています。
私のようにリスクを知らずに好き勝手言う患者に対して
プロとしてその通りにするとどんなリスクがあるか
何が心配であるため気が進まないかということを説明してくださり
私の体のことを一番に考えこんな方法もあるよと
一緒に考えてくださる主治医をとてもありがたく思っています。
かなり迷惑と苦労をかけていると思いますが(汗1

結果、尖ってい内側に向いている歯を
象牙質まで行かないようにできるだけ浅く削って丸めてみよう
と提案してくださって、少しだけ削って丸めることにしました。

歯を削ると削ったところが多少はザラザラしたりしますよね?
指で触るとそうでもないのですが舌はザラザラにとても敏感で。

「歯を削ったらこんなもんなのだろう」と思って放置したことが
舌癌の引き金になった私としては
削った後のザラザラ感にかなり神経質です。
それはもうトラウマレベルで。               とらモンブラン

やはり丸めた後はザラザラ感を感じて
「まだザラザラしてます~><」と何度も細かいのでやり直して頂き。

「これ以上細かいのはないのでこれで様子を見ましょう」
「今は水で潤ってるけど唾液で潤うとまた印象が違うのではないか」

ということでザラザラを気にしつつドキドキしながら帰りましたが
確かに主治医の仰る通りで唾液だとザラザラ感がかなりマシに。
ツルツルではないですが舌に傷がつくようなザラザラではないかなと。
これから徐々に馴染んでいくのかなと思ってます。
酢の物をいっぱい食べよう。

鋭利に感じていた歯も今までよりソフトに当たっているように感じます。
舌の右側は神経も切りましたし感覚が鈍いので判り難いですが。

最近、免疫力が下がっているのか何なのか分かりませんが
数週に渡り舌が火傷でもしたかのような炎症で大変です。
なので良くなったのかよく分からずもう少し様子見です。

ただ舌が歯に当たっている状況は変わらないので
やはり矯正するのがベストなのかもしれません。

ただ矯正しても舌と歯を完全に隔離することができるわけでもなく
舌が歯に当たる状況は変わらないかもしれません。

「舌は誰だって普段から歯に当たってるよ」
と言われることもありますが程度が分からないのです。

誰もこんなものなのか。
私の歯と舌は当たりすぎているのか。

転移再発の危険は少しずつ減っているものの
新たな舌癌ができる不安の方が大きくなっている今日この頃。

歯の横に舌があるなんてオソロシイがーん
…と思うのはきっと考えすぎなのでしょうね。。あせる

取り敢えず「今は」矯正しないということで様子を見ます。




舌を切除してから初めての歯科

先日歯肉がむず痒くなって近所の歯科に行ってみました。

レントゲンを見ても虫歯もなく骨も普通だし
歯石は殆どない状態なので汚れが原因ではなく
免疫力が下がって
菌のバランスが崩れてしまっただけでしょうとのこと。

免疫力が下がっている」なんてオソロシイっっ!気をつけねば。
そして「歯磨き禁止令」が出ました。

「歯を磨きすぎているので歯茎が傷ついて炎症が起こる。
 まずあなたの意識改革をしなければならない。
 歯なんて3~4日磨かなくても虫歯にはなりません。
 だからせめて一日一回にしてください。
 どうしてもというなら柔らかい歯ブラシでそーっと」

…『どうしても』磨きたいので柔らかい歯ブラシを買いに行きましたチョキ

まさか歯医者さんに
歯磨きを禁止されることがあるなんて思いませんでした。
相方には「なにこの自作自演」と罵られ…やってらんねぇ・・・

脱線しましたが舌癌のお話はここから。

私は舌を切除してから舌を見られることにとても抵抗があって
最初に伝えておかないと恥ずかしいのです。
初診カードの過去の疾患一覧になかったのですが
敢えて自分から「舌癌」と書きました(笑)

先生は舌癌のことをとても気にされていたように感じました。
かなり遠慮がちにいろいろ質問されました。
病気体験について話すことには抵抗はないので
何でも聞いてくださいキラキラ状態(笑)

菌が暴れすぎて炎症があちこちに飛び頬まで腫れていました。
顎の下のリンパ節がめちゃくちゃ腫れてます。大きいです。
この異物感と痛みでナーバスになってしまいます。
転移じゃなくて炎症が原因だって解っていても
この位置のリンパ節が腫れている間はいやーな気分です。…。


という感じでながーーーくなりましたが3年生存報告でした♪
それと舌会に参加される皆様
黒い人が乱入しますが宜しくお願い致します花