お久しぶりです。
定例の生存報告です。

11月23日に術後2年半になりました。
9月末のCTは無事突破しました。
現時点で特に目立った異変は感じていません。

頭頸部がんは治癒と見做すまで10年という説もありますが
一般的な説で5年と考えるならやっと折り返し地点です。
早かったとも思えるし、遅かったとも思えます。


生きている間に行きたい
「生きている間に行きたい」と言ってた場所は
全部連れて行ってもらいました。
この半年ほどで旅三昧。
本州を往復する分ぐらいは移動しました。
かなり散財しましたが想い出はそれ以上。

これで何も思い残すことはない…
ってワケではないですよ(笑)
これからも行きたい場所が増えれば行きます。

北海道
(北海道にて)

 余談ですが幽霊になってから行きたい
 と常日頃から思っている場所はタヒチです。
 だって、とても高いんだもの。



大人の矯正に悩む
たまに人と会って話をしてきたりすると
舌の形が変わってからずっと痛いところ(斜線部分)が
歯に擦れて痛みで数日喋り難くなります。
切除後の炎症
私が心配していたら主治医が矯正を専門にやっている先輩が居るので
もし相談してみたいなら紹介状を書きますよと言ってくださいました。
本当にいつも親身になってくださる先生です。
持ち帰って調べて検討してみると言ったものの
噛み合わせが変わって頭痛がするようになったとか
矯正器具で口内炎が頻発とか
そんなような不安な情報も目に入ってくるのでまだ悩んでいます。
1~2本なら大きな差はない気もしますが
おそらく下の歯の多くを外側に向けるようになると思うので
長年慣れた配置からガッツリ変わることもまた不安ではあります。
変化に敏感なので。
舌癌に比べたら…とは思いますけれども。


頭の中のモノをカタチにしたい

現時点で幸い転移や再発もなく
「明日が見えない」という状態ではないのですが
「今日と変わらない明日が来る」という
根拠のない安心感は少なくなったように思います。

出来るうちに出来ることをやる。
今もそう心がけて日々生きています。


私の頭の中にあることを「カタチ」にしたい。

いつも思っているけれど伝えていない感謝や謝罪。
あの時言いたかったけど言えなかった想い。
ちゃんと言葉というカタチにしたい。

過去に作った曲は楽譜と私の頭の中。
耳で聴けるカタチにしておきたい。

私の頭にあることは私が死んでしまったら全部消えます。
伝えられる時に伝えなければならないと思いました。
自己満足ではありますが。


今月、親友がコンサートで自作曲を弾くと招待してくれました。
「貴女が来てくれるなら、貴女のためにこの曲を弾く」と。
(関係ないですがあまりに嬉しい言葉だったのでここに書きました(笑))
そのコンサートが終わってから飲みに行きました。
彼女は同じ師匠の門下生。
いつもメールで話はしているものの
会って音楽のことや学生時代のことを話しているうちに
いろんな想い出が溢れ出てきて
ずっと連絡も取っていないのに急に作曲家の師匠に
感謝や謝罪など伝えたくなり衝動的に手紙を書きました。
これもずっと思っていたけれど伝えていなかった言葉。
何で突然連絡が来たのだろう?と不思議に思うかもしれません。
でも、気にしない(笑)

夏にはいつもメールばかりでなかなか会えない
遠方の友達にも会って話したかったことを話してきました。


今は相方様様のおかげで自由な時間を過ごさせてもらっているので
そんな感じのことに時間を割いて過ごしています。
それこそ、寝ることも、食べることも忘れそうなぐらいに(ダメじゃん(笑))
舌癌卒業まで真面目に過ごそうと思っていたのにすっかり不良患者に。
気を抜けることもまた幸せの証なのでしょうね。 黄色い花黄色い花黄色い花