退院後、胃のいつも同じ部分が2ヶ月も痛み続け痛みが背中まで広がり
吐き気が継続した時期がありました。
一度癌を患うと身体の変化に異常なまでに敏感になってしまい
胃にまで癌ができてしまっていたら…と不安になり胃腸内科へ行きました。

入院前の胃カメラ検査でも私の特殊スキル嘔吐恐怖症のせいで
検査を断念された経緯もあり鎮静剤が効くことを願って挑みましたが
鎮静剤が全く効かずお目目ぱっちり☆意識ばっちり☆で
(お酒には結構強い方なので…)
やはり過換気を起こしてしまい今回も胃カメラ検査を断念されました。

胃の状態が分からないけども取り敢えず
「食欲がなくて胃腸の働きが悪く虚弱体質の方にいい」
と処方されたのが漢方薬の補中益気湯でした。

漢方薬は気休めだと思い込んでいたのですが意外や意外。
飲んで暫くしてから徐々に食欲が復活してきました。
飲み始めて半年ほど経った今は7年前に近い状態まで復活しました。
おなかが減るという状態を久しぶりに感じました。
あれが食べたいこれが食べたいと思うことも増えました。
食べることが義務や仕事ではなく楽しみに思える日も増えました。

漢方は合う人にはとても効果があると
胃腸内科の先生がおっしゃっていました。
私はこの薬が合っていたのかもしれません。


癌予防にも?
注意)私は専門家ではないので素人の妄想だと思って読んでください。

私が処方してもらっているツムラの補中益気湯のページです。(pdfです)
http://www.tsumura.co.jp/password/m_square/products/tempu/pdf/041.pdf

ここを読むと人間ではなくラットでの実験ではあるものの
免疫力増強効果があると読み取れます。

補中益気湯はたまにテレビなどでもインフルエンザ予防に効果があったとか
免疫力増強作用があると紹介されているのを見ます。

また漢方と癌予防について様々な研究チームが研究成果を発表しています。
その一例ですが九州大学医学部免疫学教室の野本教授グループによると
マウスにストレスを与えTh1型のヘルパー細胞(腫瘍免疫に関わる)を低下させ
そこに癌を植え付けTh1細胞を低下させてないマウスより
癌細胞の増殖が早くなっている状態で補中益気湯と飲ませると
Th1細胞の活性が上昇して植え付けた癌の増殖が遅くなると報告しています。

マウスやラットとヒトは違いますので人間にも効果があるとは断言できませんが
今後再発や転移があった場合にも増殖を遅らせる効果に期待できそうかも??
そう思って飲んでいるだけでプラシーボ効果がありそうです。

しっかり食べて虚弱体質を改善するために飲み続けていますが
免疫に作用することで癌の再発や転移も防げていたら嬉しいな♪と淡い期待。
まずは今後に備えてがんと闘えるだけの体力をつけます。

私は看護師のお友達に「寝たきりのお婆さんと同じ血圧」と
言われたことがあるほどかなり低血圧なのですが(笑)
この薬は血圧が上がってしまうこともあるようで
高血圧の方はあまり良くないようです。

参考になるお話はネットにはたくさんありましたが
私は勉強不足で具体的に解説することはできませんので
このような観点からもアプローチしてみたい方は

「十全大補湯」「補中益気湯」「がん」「免疫」

辺りのワードを適当に組み合わせて検索してみると良いかもです。


ちなみに胃の方は別の病院で全身麻酔にも使用される
プロポフォールを使ってやっと内視鏡検査することができました。
結果、胃の運動機能障害(機能性胃腸症)ということで
心配していた癌はありませんでした。ホッニコニコ