精神科を紹介してもらう
癌になった人の半数が鬱になるとどこかで見た記憶がありますが
私も術後の精神不安定な数ヶ月の間に精神科に行きました。

うまく喋ることができないことでこの先の人生を悲観していたことと
謎のリンパ節の腫れによる痛みと死の恐怖で一時期不眠に陥りました。

しっかり寝なければ免疫力が下がってしまうという焦りで
睡眠薬を1~2回分程度でいいので処方してもらうことはできないかと
医長の先生に相談したところ
「口腔外科の外来では睡眠薬は処方できない」ということで
同じ病院内の精神科を紹介してもらいました。


精神科受診
挨拶の後、質問に回答するという形式で話が進んでいきました。
まず私の今までの人生を幼少期から順に質問されました。
家族構成は?学校は公立私立か?学部は?仕事は?など。

そこで精神科医の先生が電子カルテを見て

「そして舌癌になってここで手術をしたわけね
 あら?抗がん剤断っちゃったの?どうして?」

と質問。

「過去に酷い吐き気で暫く飲食ができなくなったことがあり
 また同じ状況になることを避けたかったからです」

その理由 を説明したところ
その先生はその話にかなり興味を持たれたようで
以降の質問はその過去の話だけになってしまいました。

そして「診断、あなたは摂食障害ね」と。

あれ、話が完全に脱線してる…汗
いけない、今日話そうと思っていたことを言わないと…

それはもう7年も前の話であり今は少食ではあるものの
一応しっかりご飯は食べていることを伝えました。
今日来た理由は再発転移の不安や後遺症による人生の悲観で
不眠になってしまい口腔外科で睡眠薬の処方を求めたところ
精神科を紹介してもらったと来た理由を説明をしました。

すると「睡眠薬は出せません」と。

睡眠薬の自殺が増えていて業界では大変問題になっているそうです。
精神科でもないのに睡眠薬を出す医者はダメだという話をされてました。
そんな話をしている間に時間が来てしまったようで
「もう他の人の時間で他の人が待ってるから」と終了になりました。
結局話そうと思って準備していたことは何も言えませんでした。
最終診断としてカルテに書かれたのは「摂食障害」

7年前の話の質問を遮ってもっとガンガン言うべきだったのかな。。
上手く伝えられないのは私の対人スキルの問題なんだろうな。。
何だかとても自己嫌悪…しょぼん
結局精神科はそれだけで終わりになりました。
目的だった睡眠薬が処方できないのなら通う理由もないですし。


それ以降、主治医の先生に会う度に確実に聞かれます。

「ご飯はちゃんと食べれていますか?」

汗☆あせるあせるあせる