2012年6月6日(術後14日目)

手術をしてから今日でちょうど2週間です。

舌が歯に当たって痛い
喋る度に舌が歯に当たって痛いのが気になりました。
感覚はかなりマヒしているはずなのにこれだけ痛いとなると
感覚があればとても痛いレベルなのだろうか…。
舌が普通の舌とは違い硬くなっていることで
滑らかに軟らかく歯を撫でる舌とは違い
ガツンガツン☆と硬い物体が歯を擦り付けているイメージです。

喋る度に痛くて不安であることを主治医の先生に訴えてみました。
「舌は歯に接しているのが普通なので問題ないですよ」とのこと。
歯が舌を傷つけることで一度癌にまでなってしまっているので
同じような状況にはかなり神経質になります。


大部屋へ
特別室料金は午前0時にそこに居るとかかるという理屈らしいので
今日の間に大部屋に移動しておけば翌日分は0円なので引越ししました。
朝までしか居ないので。


食事

舌癌闘病の記録(仮)-6/6朝


舌癌闘病の記録(仮)-6/6昼
初めてのパン。
とても食べにくかったですが完食。


これ以降は大部屋のため
シャッター音が他の患者さんの迷惑になるといけないので
写真は撮りませんでした。


2012年6月7日(術後15日目)

今日で退院です。

抗がん剤?
入院中最後の外来にルンルン音譜で出かけました。
すると主治医の先生から思いがけない言葉が。

「まだ病理の結果が来てないのですが
 良くても悪くても抗がん剤を飲んでもらいます」

それは飲まないという選択肢はないのでしょうか…。

「飲んだ方がいい、なので飲んでもらいます」

……!!!!!叫び叫び叫び

極度の嘔吐恐怖症であるためそこだけは本気で避けたかったです。
術後に予防で抗がん剤を飲んだ人の話はネットで見ていましたが
飲まないでいる人のこともいっぱい見ていました。
今まで抗がん剤の「こ」の字すら聞いていなかったのでショックでした。
飲んだ方がいいのは分かっていますけども…。

晴れて退院晴れ自由の身。
夫が仕事を休んで迎えに来てくれました。

お世話になった看護師さんやスタッフにも挨拶して
主治医の先生や医長の先生にも改めて御礼を伝え

「手術後にお礼のひとつも言えませんでスミマセンでした」
「そりゃ当然ですよ!だって喋れなかったんだもの(笑)」
「あ、そっか…あはは!」

と談笑。

主治医の先生には「命の恩人だと思っています」と伝えました。
本音だったのですが主治医も周りもドッと笑って
では生きていてください。それが一番のお返しになりますので」と。
とても印象深い一言でした。

やっとシャバに出られる!
久しぶりにお化粧もして好きなヒラヒラ服に着替え病院から出ました。


でも…心はどんより…くもり

もう抗がん剤の恐怖で頭がいっぱいでした…


※会計については後日纏めます