2012年5月22日(5月第4週)
入院日です。朝から激しい雨でした。
やっと恐ろしい癌を切り離せるという安堵と
舌を切除してこの先どうなってしまうのかという不安と。
その一方で旅にでも出るかのような非日常を感じてました。
前日に両親が実家から東京へやって来てくれました。
オトナになっても親のお世話になるなんて
負担をかけてしまって申し訳ない。しかもこんなことで。。
でも子供の頃を思い出してチョット嬉しかったり…
と言ってもベッタリ甘えられないのは長女の性だろうか…
1日あたり1万円の差額ベッド代を支払って特別個室に入院しました。
今後どれだけお金がかかるか分からないのにそんな贅沢は無理!
と思っていましたが夫がオススメしてくれたのと
同じ舌癌仲間の方がお金は大変な時にこそ使うものだと背中を押してくれて
入院中は個室で気兼ねなくゆったり過ごそうと決めたのでした。
生命保険のお金が下りてくるいうのが一番の理由ですけども
入院窓口で受付をし個室へ案内されました。
入院患者のシルシで名前と生年月日が書かれた輪っかを
手首につけられ若干囚人気分。
逃げるツモリもないのに「もう逃げられない…」と何故か落胆する。
入院初日は息つく間もなく誰かが訪ねてくる日でした。
主治医の先生、医長の先生、看護師長さん、看護師さん、
ヘルパーさん、お掃除の方、麻酔科医の先生…
全身麻酔についての説明
麻酔科医の先生により全身麻酔の説明や
麻酔で異常が出た血縁者の有無や体調などの質問がありました。
・麻酔科医が手術中に行う仕事について
・手術前投与として手術前の不安緊張を和らげる鎮静剤
胃液の分泌量と酸性度を抑える薬を手術2時間前に投与する
・全身麻酔の方法の説明
・麻酔の合併症の説明など
書いた書類
・麻酔同意書
入院診療計画などの説明
血栓予防のため弾性ストッキングを術後から翌日まで穿くので
その採寸を行いました。
入院診療計画書の説明を受けました。
・入浴は術後5日目以降から熱が37度未満なら入浴可
・食事は手術当日は絶食絶水で術後の翌日の昼から経管栄養食
術後7日目以降に傷の具合により普通のご飯が食べられる
・トイレは術後2日目から歩いてトイレに行ける
・点滴は手術当日から術後4日目まで
5日目以降からは経口で抗生剤を内服
術前口腔ケア
術前ということで歯周病や歯石のチェックや
舌清掃などの口腔ケアをしてもらいました。
手術前の最終ミーティング
夕方に父母夫と共に個室に呼ばれました。
母親は聞きたくないとどこかへ行ってしまいました。
医長の先生、主治医の先生をはじめ5人の医師がチームで
退院まで診てくれるとのことで紹介がありました。
最後の手術説明や質問などでした。
父にとっては初めての医師からの説明の場となりました。
抜糸は術後10~14日後を予定しているとのこと。
手術室のBGM
看護師長さんがヒアリングに来てくれました。
この病院では自身の性格、宗教、不安なことなど
入院する時に何ページにも渡るアンケート書きを提出します。
そこに書かれているようなことや入院規則や病棟の案内や
病院の方針や退院までのスケジュールや
手術の段取りを写真付きで説明をしてくださいました。
そして
「手術時に患者さんが安心できるよう好きな音楽を流しています。
何か希望はありますか?」
じゃあ、バッハさんの管弦楽組曲第3番『G線上のアリア』で
「あぁ!それいい曲ですよね。私も好きです!
でも病院にはないかもしれないので
私が家から明日必ず持ってきますね」
ありがとうございます~
手術中に好きな曲を流してくれるなんて知らなかった…!
そういえば、『G線上のアリア』って…
『死ぬときは絶対にこの曲を聴きながら死ぬ!』と決めていた曲だった…
え、縁起でもないっっ!(笑)
ま、いっかー。
一番安らぐ曲だからいいんです
お友達が入院に役立つ道具を持ってお見舞いに来てくれました。
点滴にぶら下げて貴重品を持ち歩くための優しい素材の巾着。
ベッドにかければ何かと役に立つS字フック複数。
良い香りで癒される爽やかなハンドクリーム。
助かります。ありがとう、ありがとう
最後の晩餐…
最後に食べたのはりんごでした。
この日はお昼も夜もおかゆでした。
これから暫く絶食です。
入院日です。朝から激しい雨でした。
やっと恐ろしい癌を切り離せるという安堵と
舌を切除してこの先どうなってしまうのかという不安と。
その一方で旅にでも出るかのような非日常を感じてました。
前日に両親が実家から東京へやって来てくれました。
オトナになっても親のお世話になるなんて
負担をかけてしまって申し訳ない。しかもこんなことで。。
でも子供の頃を思い出してチョット嬉しかったり…
と言ってもベッタリ甘えられないのは長女の性だろうか…

1日あたり1万円の差額ベッド代を支払って特別個室に入院しました。
今後どれだけお金がかかるか分からないのにそんな贅沢は無理!
と思っていましたが夫がオススメしてくれたのと
同じ舌癌仲間の方がお金は大変な時にこそ使うものだと背中を押してくれて
入院中は個室で気兼ねなくゆったり過ごそうと決めたのでした。
生命保険のお金が下りてくるいうのが一番の理由ですけども

入院窓口で受付をし個室へ案内されました。
入院患者のシルシで名前と生年月日が書かれた輪っかを
手首につけられ若干囚人気分。
逃げるツモリもないのに「もう逃げられない…」と何故か落胆する。
入院初日は息つく間もなく誰かが訪ねてくる日でした。
主治医の先生、医長の先生、看護師長さん、看護師さん、
ヘルパーさん、お掃除の方、麻酔科医の先生…
全身麻酔についての説明
麻酔科医の先生により全身麻酔の説明や
麻酔で異常が出た血縁者の有無や体調などの質問がありました。
・麻酔科医が手術中に行う仕事について
・手術前投与として手術前の不安緊張を和らげる鎮静剤
胃液の分泌量と酸性度を抑える薬を手術2時間前に投与する
・全身麻酔の方法の説明
・麻酔の合併症の説明など
書いた書類
・麻酔同意書
入院診療計画などの説明
血栓予防のため弾性ストッキングを術後から翌日まで穿くので
その採寸を行いました。
入院診療計画書の説明を受けました。
・入浴は術後5日目以降から熱が37度未満なら入浴可
・食事は手術当日は絶食絶水で術後の翌日の昼から経管栄養食
術後7日目以降に傷の具合により普通のご飯が食べられる
・トイレは術後2日目から歩いてトイレに行ける
・点滴は手術当日から術後4日目まで
5日目以降からは経口で抗生剤を内服
術前口腔ケア
術前ということで歯周病や歯石のチェックや
舌清掃などの口腔ケアをしてもらいました。
手術前の最終ミーティング
夕方に父母夫と共に個室に呼ばれました。
母親は聞きたくないとどこかへ行ってしまいました。
医長の先生、主治医の先生をはじめ5人の医師がチームで
退院まで診てくれるとのことで紹介がありました。
最後の手術説明や質問などでした。
父にとっては初めての医師からの説明の場となりました。
抜糸は術後10~14日後を予定しているとのこと。
手術室のBGM
看護師長さんがヒアリングに来てくれました。
この病院では自身の性格、宗教、不安なことなど
入院する時に何ページにも渡るアンケート書きを提出します。
そこに書かれているようなことや入院規則や病棟の案内や
病院の方針や退院までのスケジュールや
手術の段取りを写真付きで説明をしてくださいました。
そして
「手術時に患者さんが安心できるよう好きな音楽を流しています。
何か希望はありますか?」
じゃあ、バッハさんの管弦楽組曲第3番『G線上のアリア』で

「あぁ!それいい曲ですよね。私も好きです!
でも病院にはないかもしれないので
私が家から明日必ず持ってきますね」
ありがとうございます~

手術中に好きな曲を流してくれるなんて知らなかった…!
そういえば、『G線上のアリア』って…
『死ぬときは絶対にこの曲を聴きながら死ぬ!』と決めていた曲だった…
え、縁起でもないっっ!(笑)
ま、いっかー。
一番安らぐ曲だからいいんです

お友達が入院に役立つ道具を持ってお見舞いに来てくれました。
点滴にぶら下げて貴重品を持ち歩くための優しい素材の巾着。
ベッドにかければ何かと役に立つS字フック複数。
良い香りで癒される爽やかなハンドクリーム。
助かります。ありがとう、ありがとう

最後の晩餐…

最後に食べたのはりんごでした。
この日はお昼も夜もおかゆでした。
これから暫く絶食です。