2012年4月26日(4月第4週)
この日も個室に呼ばれました。
そしてこの日も結果には触れずまず抜糸をしました。
主治医の先生の他に医長の先生も居てその医長の先生から結果を聞かされました。
「こないだは細胞を取って
それが良いものか悪いものかっていうことを見てたんですけど
それがちょっと悪いものだったかなぁー…って結果でした」
???
それはつまり…悪性だったということですよね?
『癌』というヤツですよね?
オブラートに包みすぎっ!(笑)
きっとこういう告知はお医者さんも嫌なのでしょうね
「初期だから大丈夫ですよ!早く見つかって良かったですよ!」
と励ましてくださる医長の先生と主治医の先生。
転移していなければ現在サイズが2cm未満なのでステージは暫定でⅠ。
触診では腫大したリンパ節は認められず(T1N0MX)。
造影CT、PET-CTにてリンパ節への転移と遠隔転移を検査する予定。
…。
もう立ち向かうしかない。
ようやく出た結果が『癌』であったのですが気持ちは晴れ晴れ。
グレーのまんま待たされた2週間の辛さの方が上回ってしまい
その辛さから解放されたという思いが強かったのかもしれません。
癌告知だったような気がしますが『超』がつく笑顔で聞いてました。
グレーでは何もできなかったけど結果がはっきりした今となっては
生きたいなら治療するために進むしかないと
やらなければならないことは限られていると
自分の前の道が見えたことで前向きになれたのかもしれません。
翌日からの検査予約を入れ(造影CT、PET-CT)
治療の選択肢と説明を受けました。(詳細は後日書きます)
「現在の病名および手術などの処置の必要性と内容、
これに伴う危険性について充分な説明を受け理解しました」
「院内の感染予防のために肝炎ウイルス、梅毒、HIV抗体検査を受けます」
という内容の同意書と、造影CTの検査同意書にサインしました。
去り行く主治医の先生と医長の先生に
「ちゃんと見つけてくださってありがとうございました」
とお礼を言ったら今までどこかに封印されていた涙が出てきました。
癌と判明するまで通って歩いた病院の敷地は桜が満開でした。
散り行く美しい桜の姿はその時の私にはとても物悲しく…。
桜を思い出すとこの時の鈍色の感情が蘇ってきます…。

この日の夜、夫や親にも報告しました。
夫はこの一連の流れを知っていたのですが
両親には無駄な心配をかけまいと結果が出るまで内緒にしていたため
寝耳に水で多大なるショックを与えてしまったようです。
いわゆる癌家系ではなく親族にも癌になった人はひとりもいません。
日本人の2人に1人が癌になると言われているものの
心の中では死んでしまうのではないかという恐怖でいっぱいでした。
一生で一番大きな親不孝をしてしまったとこの時は思いました。
病理診断報告書の内容*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
所見
Carcinoma in sisuおよびSquamous cell carcinomaが認められます。
Squamous cell carcinomaは厚さ約1mmで
標本上では固有層内にとどまっています(SM疑い)。
なお腫瘍部を含め表層には錯角化が見られ
腫瘍部の粘膜固有層にはリンパ球・形質細胞を主体とする
比較的高度の炎症性細胞浸潤を認めます。
病理診断
Squamous cell carcinoma at the right lower margin of the tongue, compatible(biopsy).
私の解釈
※Carcinoma in sisu…上皮内癌
※Squamous cell carcinoma…扁平上皮癌
※SM…上皮下粘膜下層までの浸潤(固有筋層までは達していない)
※病理診断は多分「生検により右側舌縁部の扁平上皮癌と診断」という感じ
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この日も個室に呼ばれました。
そしてこの日も結果には触れずまず抜糸をしました。
主治医の先生の他に医長の先生も居てその医長の先生から結果を聞かされました。
「こないだは細胞を取って
それが良いものか悪いものかっていうことを見てたんですけど
それがちょっと悪いものだったかなぁー…って結果でした」
???
それはつまり…悪性だったということですよね?
『癌』というヤツですよね?
オブラートに包みすぎっ!(笑)
きっとこういう告知はお医者さんも嫌なのでしょうね

「初期だから大丈夫ですよ!早く見つかって良かったですよ!」
と励ましてくださる医長の先生と主治医の先生。
転移していなければ現在サイズが2cm未満なのでステージは暫定でⅠ。
触診では腫大したリンパ節は認められず(T1N0MX)。
造影CT、PET-CTにてリンパ節への転移と遠隔転移を検査する予定。
…。
もう立ち向かうしかない。
ようやく出た結果が『癌』であったのですが気持ちは晴れ晴れ。
グレーのまんま待たされた2週間の辛さの方が上回ってしまい
その辛さから解放されたという思いが強かったのかもしれません。
癌告知だったような気がしますが『超』がつく笑顔で聞いてました。
グレーでは何もできなかったけど結果がはっきりした今となっては
生きたいなら治療するために進むしかないと
やらなければならないことは限られていると
自分の前の道が見えたことで前向きになれたのかもしれません。
翌日からの検査予約を入れ(造影CT、PET-CT)
治療の選択肢と説明を受けました。(詳細は後日書きます)
「現在の病名および手術などの処置の必要性と内容、
これに伴う危険性について充分な説明を受け理解しました」
「院内の感染予防のために肝炎ウイルス、梅毒、HIV抗体検査を受けます」
という内容の同意書と、造影CTの検査同意書にサインしました。
去り行く主治医の先生と医長の先生に
「ちゃんと見つけてくださってありがとうございました」
とお礼を言ったら今までどこかに封印されていた涙が出てきました。
癌と判明するまで通って歩いた病院の敷地は桜が満開でした。
散り行く美しい桜の姿はその時の私にはとても物悲しく…。
桜を思い出すとこの時の鈍色の感情が蘇ってきます…。










この日の夜、夫や親にも報告しました。
夫はこの一連の流れを知っていたのですが
両親には無駄な心配をかけまいと結果が出るまで内緒にしていたため
寝耳に水で多大なるショックを与えてしまったようです。
いわゆる癌家系ではなく親族にも癌になった人はひとりもいません。
日本人の2人に1人が癌になると言われているものの
うちには今まで縁のなかった病名だっただけに驚いたと思います。
本人がしょんぼりしていては周りを不安にさせてしまうので
「初期だし絶対に死なないし大丈夫!!」と両親には元気一杯に言いつつも心の中では死んでしまうのではないかという恐怖でいっぱいでした。
一生で一番大きな親不孝をしてしまったとこの時は思いました。
病理診断報告書の内容*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
所見
Carcinoma in sisuおよびSquamous cell carcinomaが認められます。
Squamous cell carcinomaは厚さ約1mmで
標本上では固有層内にとどまっています(SM疑い)。
なお腫瘍部を含め表層には錯角化が見られ
腫瘍部の粘膜固有層にはリンパ球・形質細胞を主体とする
比較的高度の炎症性細胞浸潤を認めます。
病理診断
Squamous cell carcinoma at the right lower margin of the tongue, compatible(biopsy).
私の解釈
※Carcinoma in sisu…上皮内癌
※Squamous cell carcinoma…扁平上皮癌
※SM…上皮下粘膜下層までの浸潤(固有筋層までは達していない)
※病理診断は多分「生検により右側舌縁部の扁平上皮癌と診断」という感じ
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