2012年4月18日(4月第3週)
実際に舌の組織をメスで切り取りました。(3×2×1mm)
麻酔を舌につけてそこに麻酔の注射(2%Eキシロカイン)をブスリ
小さなカッターのようなメスがやってきたので
怖くて直視できず明後日の方向をただひたすら見ていました
そして2針縫っておしまい。
注射を打つときだけは痛すぎて涙が出ました。
主治医の先生が「痛いけどごめんねごめんねごめんね」と繰り返し
私は心の中で「泣いてごめんなさいごめんなさい」と繰り返してました。
痛み止めとうがい薬をもらって帰宅しました。
1週間はご飯すらロクに食べられない程の激痛。
口に食べ物が入ると舌は勝手に動き始める。
その度に「イダァァァァァー!!」と悶絶しそうになります。
舌を動かさないと噛めないのね…とか、飲み込めないのね…とか
唾液ごっくんもできないのね…とか、喋れないのね…とか。
生検
鏡で見た舌裏の図。青線部分を切り取ってます。
参考(舌癌取扱指針53P)
A-11.生検について
治療を前提とした生検組織の採取に際しては,癌および隣接する非癌粘膜を合わせて楔状に切除するのが一般的方法である。患者にメスを入れ組織を採取することの目的は,癌の診断を確定することはもちろんであるが,組織学的悪性度や浸潤能,脈管浸襲能,リンパ節転移予測などの詳細な情報を得ることにある。生検に際しては,浸潤先端を含んだ長径5 mm 以上の組織を採取することが望ましい。ヨード生体染色をおこない,癌部周囲に広範な不染域が認められる場合には,さらに不染域と染色域の境界を含む組織を採取することにより,切除縁の決定に有用な情報が得られる。 なお,癌の深達度を触診および画像にて慎重に判定し,M,SM あるいはMP-1 でありかつ病変が小さい場合(early T2 以下)には,ヨード不染域全体を含む粘膜切除術の施行も推奨される。ただし,粘膜切除術の適応に際しては,深部断端における癌残存がないように充分注意しなくてはならない。
2012年4月19日
消毒してもらいに行きました。
2012年4月23日
この日は大学病院の耳鼻科の定期通院日だったので
耳鼻科の主治医の先生に舌の出来物のことを打ち明けました。
同じ病院の口腔外科に通っていたけど治ったと診断され通院が終了したため
念のため他の病院に行って診て頂いたら
細胞診がクラスⅢだったという話もしました。
「ええっ?!何でボクに言ってくれなかったの?!」
「ずっと通ってたのに!耳鼻科だって舌癌の担当なんだよ?」
はい…当時は舌を診るのは口腔外科だけだと思ってたのです…。
「ちょっと見せて?あぁコレは申し訳ないけど悪性だと思う。
こんなの見せられたらボクだって癌だと思ってすぐに細胞診しましたよ」
…はぁ…、やっぱり悪性っぽいですか…
長いお付き合いがあるからなのか性格なのか
割とズバズバ言ってくださる先生なのでスッキリしたのと同時に
耳鼻科でも相談できると知っていたら…と過去を悔やむ思いで涙が出ました。
自分で気づいてからこの時既に6~7週間経っていました。
「でも大丈夫、まだこれなら癌でも初期でしょ。
発見が遅れたことを悔やむことはないよ。
この段階ならそれでもまだマシなレベルだからさ」
やっぱり悪性なのかなぁ…。
実際に舌の組織をメスで切り取りました。(3×2×1mm)
麻酔を舌につけてそこに麻酔の注射(2%Eキシロカイン)をブスリ

小さなカッターのようなメスがやってきたので
怖くて直視できず明後日の方向をただひたすら見ていました

そして2針縫っておしまい。
注射を打つときだけは痛すぎて涙が出ました。

主治医の先生が「痛いけどごめんねごめんねごめんね」と繰り返し
私は心の中で「泣いてごめんなさいごめんなさい」と繰り返してました。
痛み止めとうがい薬をもらって帰宅しました。
1週間はご飯すらロクに食べられない程の激痛。
口に食べ物が入ると舌は勝手に動き始める。
その度に「イダァァァァァー!!」と悶絶しそうになります。
舌を動かさないと噛めないのね…とか、飲み込めないのね…とか
唾液ごっくんもできないのね…とか、喋れないのね…とか。
考えてみれば当たり前のことを改めて実感しました。
舌はいつも凄く働いているのですね。
生検

鏡で見た舌裏の図。青線部分を切り取ってます。
参考(舌癌取扱指針53P)
A-11.生検について
治療を前提とした生検組織の採取に際しては,癌および隣接する非癌粘膜を合わせて楔状に切除するのが一般的方法である。患者にメスを入れ組織を採取することの目的は,癌の診断を確定することはもちろんであるが,組織学的悪性度や浸潤能,脈管浸襲能,リンパ節転移予測などの詳細な情報を得ることにある。生検に際しては,浸潤先端を含んだ長径5 mm 以上の組織を採取することが望ましい。ヨード生体染色をおこない,癌部周囲に広範な不染域が認められる場合には,さらに不染域と染色域の境界を含む組織を採取することにより,切除縁の決定に有用な情報が得られる。 なお,癌の深達度を触診および画像にて慎重に判定し,M,SM あるいはMP-1 でありかつ病変が小さい場合(early T2 以下)には,ヨード不染域全体を含む粘膜切除術の施行も推奨される。ただし,粘膜切除術の適応に際しては,深部断端における癌残存がないように充分注意しなくてはならない。
2012年4月19日
消毒してもらいに行きました。
2012年4月23日
この日は大学病院の耳鼻科の定期通院日だったので
耳鼻科の主治医の先生に舌の出来物のことを打ち明けました。
同じ病院の口腔外科に通っていたけど治ったと診断され通院が終了したため
念のため他の病院に行って診て頂いたら
細胞診がクラスⅢだったという話もしました。
「ええっ?!何でボクに言ってくれなかったの?!」
「ずっと通ってたのに!耳鼻科だって舌癌の担当なんだよ?」
はい…当時は舌を診るのは口腔外科だけだと思ってたのです…。
「ちょっと見せて?あぁコレは申し訳ないけど悪性だと思う。
こんなの見せられたらボクだって癌だと思ってすぐに細胞診しましたよ」
…はぁ…、やっぱり悪性っぽいですか…

長いお付き合いがあるからなのか性格なのか
割とズバズバ言ってくださる先生なのでスッキリしたのと同時に
耳鼻科でも相談できると知っていたら…と過去を悔やむ思いで涙が出ました。
自分で気づいてからこの時既に6~7週間経っていました。
「でも大丈夫、まだこれなら癌でも初期でしょ。
発見が遅れたことを悔やむことはないよ。
この段階ならそれでもまだマシなレベルだからさ」
やっぱり悪性なのかなぁ…。