Iさん(大阪外国語大学教授)によると、
四世紀のペルシャでも王の狩猟儀礼が行われている。
ペルシャとペシャワルは近い。
釈迦が相撲をとっていても不思議ではない。
むしろ、釈迦の武芸鍛練ではなく、
王子釈迦による儀礼としての奉納相撲であるかもしれない。
日本への相撲の流入が、
仏教公伝とされている五五二年(ないしは五三八年)と
ほぼ同時期であることは興味深い。
野見宿禰と当麻蹴速が日本一を争って相撲をとり、
蹴速が蹴殺されたという伝承は、地域豪族が力士をかかえ、
奉納相撲を行わせていたことを思わせるが、
七世紀創建の当麻寺との関連があれば、なお興味深い。