めくるめく住宅の世界 -2ページ目

間口三~四メートルの店や屋台が軒を並べ、人々が体をこすり合わせて行き交う。
すり合わせた体と体の隙間に車や馬車が突っ込む。
すさまじいクラクション、叫び声。
だが、誰もけがをしない。
バザールの小さな路地に入る。
路地はどこまでも続く。
初めの一、二本の通りには店があるが、あとは普通の住宅街。
レンガ壁の家が並び、幅一~ニメートルの路地がくねくねと続く。
突然、礼拝堂にぶつかる。
人々は口をすすぎ、体を洗って祈りに入る。
モヘンジョ・ダロやハラッパで見た五〇〇〇年前の街並みが、
今、目の前に復活したような錯覚におちいった。