2023年7月13日20時37分(正確にいうなら、その10分くらい前)、
私はお腹の中で眠る我が子をお空に還しました。
我が子を抱く喜びと別れ。
人生で最も幸せで、最も悲しい夜でした。
あれから、2年。
ちょうど2年 ー 2025年7月13日
1年前に書き始めた我が子とむのこと、
最後の1話というところで、私が体調を崩し、その後多忙が重なってしまい、
書き終わらぬままとなっていました。
今日はとむが生まれて、この世を去った大切な日。
愛児とむと出会い、そしてお別れした日のことを完結します。
これまでご心配くださった皆様、ありがとうございました。
・前回までの流れ
1) 弾けた!
2)感染症?
3) ま、まさかの!?
4) 陣痛?下痢?どっち?
![]()
![]()
![]()
![]()
![]()
その病院では、最後までおしえてもらえなかった、赤ちゃんの性別。
性別をわからずして、「とむ」と呼び続けたのは、あの夜の不思議な出来事に由来していた。
しかし、その予感は、入院3日前に確信となっていた。
私は、お腹の中にいる、とむに会っておきたくて、以前セカンドオピニオンを求めて訪ねた別の大学病院の医師を訪ねていた。
その女性医師が、「男の子ですよ」と知らせてくれたのだった。
とむは、私がひと針ひと針縫った青い産着に包まれていたが、私はとむの全身を見たく、看護師とともに、そっと産着を剥がした。
21週5日目という周期から、身体の大きさを想定して作ったものだった。
28.5㎝
440g
目や鼻や口はもちろん、眉までしっかりとあった。
愛おしい、とむ。
私は再びとむに産着を着せ、抱きかかえた。
若い看護師が何枚もの写真を撮ってくれた。
ベビーベッドには、エンジェルボックスと呼ばれる棺が置かれ、とむはその中で眠る。
泣き声などない。
笑うこともない。
身体を動かすこともない。
安らかに眠る、とむ。
看護師は、3時間ごとにアイスパックの交換にやってきた。
2023年7月13日
とむがこの世に生まれ、去っていった日。
そして、私が人生において、最も幸せで最も深い悲しみを味わった日。
とむが生まれた正確な時刻は、状況が状況だっただけに、わからないが、午後8時27分頃だったと思う。
死産証書には、午後8時37分と記された。
この時間の差は、どれだけナースコールをしても、叫んでも
看護師・助産師が来てくれなかった時間であり、
私が生まれたばかりのとむと2人きりで過ごした時間でもある。
*****
人生で最大の幸福を与えてくれた、我が子。
人生で最も深い悲しみを味わわせてくれた、我が子。
とむ、ママは、そのどちらもが、あなたからのギフトだと思っているわ。
また、会おう!
いつか、また。
大好きだよ、とむ。
完
![]()
![]()
![]()
![]()
![]()
画像を軽くタッチ(クリック
)して応援していただけたら、




