明日は綺麗な海を見に行く

波が打ち寄せる砂浜に
小さなお花を散らして

甘くて優しい言葉をたくさん話したい
今からずーっと前のこと、知らない国の知らない人たちと一緒に生活をすることになって。


Midnight coveのキャンドルを灯して
グリーンのバスタブにお湯をたくさん入れて
こんぺいとうみたいなパチパチはじける入浴剤をいれた、

寒い冬の木曜日の午後
ひんやりした空気と暖かい湯気が立ち込める
バスルームで
水滴が涙がわからないなにかが溢れてきて

私はここに戻ってきた
生まれた家の大好きなこの場所でまた過ごせること

大好きなママとパパの
声を聞きながら
少しの間湯船の波に溺れていたい

できる限り一緒に過ごしたい
ずっと

『村上朝日堂』

  

春樹さんの小説のとき以外の文章が好きだ。


もちろん彼の大ファンで全部読んだが(1Q84はEnglish verを読み途中、、)


魔法にかかったかのように、一気にわーっと読んでしまう。


このエッセイも彼の素朴な人柄と、センスの良い音楽や映画のサイド、生活感溢れる普段の彼のありのままの姿。


それらの描写がなんとも心地の良い時間を私に与えてくれます。


ビールが好き

猫が好き

ランニングを欠かさない

人の話を聞くのが好き

サイン会を開かない

和食が好き

フィッツジェラルド、

カポーティー

カーヴァー


彼の揺ぎ無い個性に一生揺さぶられそうです。