お酒まっ暗~うつ病、アルコール依存症ばぶたの断酒(節酒?)日記

お酒まっ暗~うつ病、アルコール依存症ばぶたの断酒(節酒?)日記

うつ病で休職を繰り返し、アルコール依存症を併発した33歳(男)の日記です。初めての断酒に向け日々を綴ってゆきたいと思います。

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≪断酒21日目≫


こんばんわ。ばぶたです。

2週間ぶりの更新となってしまいましたが

何とか断酒を続けられております。


断酒初日~3日目の一日中酒の事が頭から離れず、

何かをしていないと気が狂いそうになる

飲酒欲求から比べればマシになりましたが、

まだまだ飲酒欲求は消えてくれません。


10数年、毎晩好きなだけ飲んでいた生活をしていたので、

たかだか3週間程度の断酒で解放される程、甘くないですね。


レグテクトも飲んでおりますが、

それでもやっぱり飲みたいという

気持ちが湧き上がってしまいます。


一滴口にしようものなら、

すべてが水の泡、

連続飲酒からうつ病の再発に繋がる事は

頭で十分理解しているのですが、

それでもアルコールが頭をよぎります。


本当に恐ろしい薬物ですね。アルコールは。

あるラインを超えてしまうと人間の精神を

完全に支配してしまいます。


そして今何より辛いのがアルコールを

失った喪失感です。


依存症で断酒を続けられている方は、

皆御経験されているでしょうけど

『もう酒が飲めない』という事を考えると、

どうしようもない絶望感に襲われます。


今までアルコールで埋めていた心の一部に

ポッカリと穴が開いてしまいました。


でも断酒していいことにも気づき始めました。

それは嫁が喜んでくれることです。


飲まない時間の会話が増えたり、

酒をめぐるケンカが無くなりました。


いびきと歯ぎしりも無くなった様で

毎晩一緒に寝てくれてる様にもなりました。


結婚してもうすぐ5年。

平日の帰宅後、休日はほぼ酒で潰してしまいました。


夜もいびき、歯ぎしり、叫ぶような寝言で

安眠を妨げ続けてきました。

一緒に寝た事は殆どありません。


毎晩がブラックアウトだったので、

記憶に無いのですが、毎日毎日散々な

思いをさせてきました。


それでも一緒にいてくれた僕の奥さん。


感謝の気持ちを忘れないとともに、

償いの意を込めて断酒を継続して

いきたいと思います。


僕は相当なお酒好きだ。


飲み会には必ず参加していたし、

2次会、3次会と必ず最後まで付き合った。


幸い警察沙汰にはなった事は無いが、

酒席で口論になる事も何度かあった。


酒癖の悪さは会社でも評判だ。


大体 ブラックアウトを起こすので何をしたのか

殆ど記憶に無い。


声は毎回かけてもらえていたので、

人間関係にヒビが入る様な事は幸い起きなかった。


これも酒を正当化するアルコール依存症患者の

言い訳だろう。時間の問題だったかもしれない。


アルコール依存症は一生治らない病気。

壊れたブレーキは戻らない。


僕は取りあえず3か月の断酒を言われているが

一生断酒しなくはいけない事は分っている。


もう酒を飲めないと思うと、楽しかったお酒の

思い出がどうしても頭をよぎってしまう。


これも酒の洗脳なんだろうけど、

今の僕は未だ呪縛されている。


義理の父(嫁の父)も僕がビール好きな事を

知っているので、ビール券をプレゼントしてくれたり、

嫁の実家に立ち寄った際には

沢山のビールを用意してくれた。


海外駐在時は毎週末 現地スタッフに

ローカルなレストランへ連れてってもらった。


母親も僕が帰省の際、一緒に居酒屋へ行くのを

いつも楽しみにしている。


落ち込んだ時、会社の先輩に勇気付けられたり

同期で羽目を外したり、思い出は数えきれない。


ただ僕が自覚しなくてはいけない事は、

再度飲酒したら、直ぐに前の飲酒習慣に逆戻りし、

連続飲酒、うつ病の再発を引き起こしてしまうという事だ。


幸い、未だ離婚されていないが

飲酒を続ければ嫁に逃げられるのも目に見えている。


次休職したら、職も失うかもしれない。

事実、複数回の休職歴で僕の会社からの

信頼は地に落ちている。


楽しかった思い出も尽きないが、

後悔も尽きない。


今でも酒を正当化しようとしてしまう自分の発想が

本当に怖い、


どうして酒と上手に付き合えなかったのかと、思ってしまう。

自分の弱さが原因である事もわかっている。


母とまた居酒屋へ行きたい。

嫁の父親とも美味しいお酒を酌み交わしたい。

嫁の妹の旦那さんと飲んだ事もまだ一度もない。


全部、自分で自分を依存症へ追い込んだ僕が悪いのだが

もう楽しくお酒を飲める自分へは戻れない。


数年の飲酒生活で、僕の興味は全てお酒に奪われてしまった。

いつの間にか酒以外の楽しみがなくなってしまった。


これからは、お酒に変わる楽しみを探そう。

酒の呪縛から一日でも早く、抜け出そう。


頑張ろう、まだやらなきゃいけない事は山程ある。

酒ごときに、人生台無しにされる訳にはいかないんだ。


≪3月7日 断酒7日目≫


僕の実家は犬を飼っている。


一時期、母親が体調を崩し僕達で

面倒を見ていた時期がある。


年末年始も一時的に預かっていた。

その犬にどうしても嫁が会いたいというので

実家へ向かう事にした。


実家へ向かう列車に乗ると飲酒欲求が

再び起こった。


いつもグリーン車でビールを飲みながら帰って

いたからだろう。


グリーン席が無い列車の時は普通の座席で

飲んで帰った事もある。


実家の最寄り駅のコンビニを見た瞬間、

実家のドアを開けた瞬間、常に酒が頭をよぎる。


僕の生活は完全に酒に支配されていたんだと

改めて実感した。


嫁が犬と遊んでいる間、僕は父親に自分が

アルコール依存症と診断された事を告げた。


別に驚く事も無く、父は数年前から気付いていた様だ。


帰省の際に大量に酒を買い込んで昼から飲む姿をみて

『アル中の飲み方だ』とはっきり言われた。


医者に言われるよりも僕の心には強く響いた。


僕の父も相当な酒好きだったが、

とある事故で背骨を骨折してからは途端に飲まなくなった。


母は今でも毎晩晩酌する。


意外だったのが、

父はアルコール依存症についてかなり詳しかった。


20代でも発症する可能性がある病気、

脳の壊れたブレーキは二度と治らない事。

若い頃に本を読んで学んだらしい。


酒が好きであったからこそ、

常に依存症を恐れながら

自制していたそうだ。


僕は進んで依存症になる様な飲み方をして来た


自制する気も毛頭なかった。

理由も無く、潰れる迄毎日飲む。


アルコール依存症も当面自分には

縁の無いものだと思っていたのかもしれない。


アルコールで失ったもの、連続飲酒が続いた最悪の日々、

そうした日々思う事を忘れない為にも

この日からブログを開設する事を決意した。