前回は「自分が医療行為を行うことで未来を変えてしまうかもしれない」と悩んでいた仁。
本当は生まれるはずの人を殺してしまうかもしれない、自分がいることで誰かを不幸にしてしまうかもしれない。
だけど医者の自分が目の前で苦しんでいる人を放っておくわけにはいかない。
本当に心の底からこの人を助けたい!という強い思いだけで江戸時代の人々を助けていく。
が、結局結果は同じなのかもしれないというのが今回のお話。
第一話で馬に蹴られて瀕死の状態だった女性を救ったのだが、それは誰かの未来を変えることにはならなかった。結局辻斬りに遭い、あっけなく死んでしまったのだ。仁は悟る。
コレラで自分が救ったものたちも、本当は自分がいなくても助かった人たちではないのか、
死ぬはずの人は結局死ぬ。
未来を変えるというとんでもないことは結局神にしかできないのではないか。
これは第一話の回想シーンで仁が恋人と語った「バタフライ・エフェクト」を完全に否定している流れになっている。バラフライエフェクトとはある場所での蝶の羽ばたきが、そこから遠く離れた場所の将来の天候や出来事に影響を及ぼすというもの。つまりこの世で起こるすべてのことにはどんな小さなことでも必ず理由があり、すべては関連している、という東洋哲学的な考えだけど、これを否定しているのかな。
昔「スライディング・ドア」という映画があったが(グウィネス・パルトロウ主演)あれと今回の仁がピッタリ重なる感じ。ひとりの女性が電車に乗り遅れた場合と乗れた場合のふたつの人生を同時に描いているのだけど、
面白いのは、ふたつの人生は微妙に違うだけで最後はピタリとひとつにまとまるのだ。
微妙に違うというのはたとえば職業とか髪型、職業が違うので周りの人間も変わってくる。
が、最初に付き合っていた恋人とは遅かれ早かれ別れるのは同じ。
その次に出会う男性もまた遅かれ早かれ同じなのだ。
つまり、あのときああすれば、こうすればと悔やんでも結局自分は自分で
同じところに行きつくのだ。
もしも過去にタイムスリップできたとして、何かを変えようとして微妙に何かが変わったとしても大きくは何も変わらない。
これが三話の言いたいことなのかな、と。
ふたつの映画は面白いので是非オススメです♪
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