炎の勢いはどんどん強くなる一方です。
離れていても、顔が熱くなります。
そうだ!
つっちぃが、なにか思い付いたようです。
「ゴローーーー」と、空に向かって、叫びます。
空がピカッと光り、ゴロゴロっと轟くと、どしゃ降りの雨が炎の上に降り注ぎます。
そっか~ゴロがいたね。
炎は、あっという間に消えました。
「おら、上手くなっただろ。」と、自慢気に言うゴロが、雲の上でにっこり笑います。
おじさんもおばさんも人間子どもたちもホッとしています。
人間子どもが、焼け跡でなにかを探しています。
「じいちゃん~トラは?」
「焼けてしまったようだのぉ。」
トラは、焼けてしまったの?
そんなぁ
~可哀想に。
~熱かっただろうに。
「お前がストーブのそばに置くからだよ!」
「だって、トラだって寒いじゃないか。」
「わらのトラが寒がるわけないだろ!人形だぜ!」
…
なんと、、、。
トラは、人形だったのか。
