一個人的星期天 -15ページ目
パチンッ!

頬を叩かれた。
 「俺は??、俺は、あれ位では死なない。よくも叩いたな…。副会長のバカヤロー!」

俺は生徒会室から出ようとしたが、腕を掴まれては、また頬を叩かれた。
睨むと、あっちも睨んでくる。
 
 「叩いたのは謝るが、さっきの言い様はなんだ。
自分の恋人を7階から突き落とされてるのを見て、心配するなと言うのか?」
 「信じようという気はないの?」
 「なにをだ?」 
 「俺は、自力で抜け出せる。だから」
 「それなら、助けは無くても良いという事かっ?」
 「そうだよ」
 「お前ね」
 「俺には勝算があったのに」


 「ちょっとちょっと、お二人さん。場所を考えてね」と、向井先輩の声だ。
 「そうそう。喧嘩は帰ってからにして」と、高田先輩。
 「顧問らは呆れて出てったぞ」と、関会長。


その3人は、俺に聞いてくる。
 「で、いつから?」
 「なにが?」
関会長が先に言ってきた。
 「さっきのキス。抵抗してなかったよな」
高田先輩も言ってくる。
 「そういや、夏休みはずっと一緒の部屋だったよな」
向井先輩も言ってくる。
 「今もそうだけど…、さっきも、宮田先輩、怖いぐらいに必死でしたよ」

う…、この3人、睨むと怖い。
ちらっと横を見ると、副会長は俺を睨んだままだ。
一人で切り抜けるのか…。
そう覚悟すると、叫んでいた。
 「い、いつからだって良いでしょっ!もうっ、皆の前でキスするなんて…。」