パチンッ!
頬を叩かれた。
「俺は??、俺は、あれ位では死なない。よくも叩いたな…。副会長のバカヤロー!」
俺は生徒会室から出ようとしたが、腕を掴まれては、また頬を叩かれた。
睨むと、あっちも睨んでくる。
「叩いたのは謝るが、さっきの言い様はなんだ。
自分の恋人を7階から突き落とされてるのを見て、心配するなと言うのか?」
「信じようという気はないの?」
「なにをだ?」
「俺は、自力で抜け出せる。だから」
「それなら、助けは無くても良いという事かっ?」
「そうだよ」
「お前ね」
「俺には勝算があったのに」
「ちょっとちょっと、お二人さん。場所を考えてね」と、向井先輩の声だ。
「そうそう。喧嘩は帰ってからにして」と、高田先輩。
「顧問らは呆れて出てったぞ」と、関会長。
その3人は、俺に聞いてくる。
「で、いつから?」
「なにが?」
関会長が先に言ってきた。
「さっきのキス。抵抗してなかったよな」
高田先輩も言ってくる。
「そういや、夏休みはずっと一緒の部屋だったよな」
向井先輩も言ってくる。
「今もそうだけど…、さっきも、宮田先輩、怖いぐらいに必死でしたよ」
う…、この3人、睨むと怖い。
ちらっと横を見ると、副会長は俺を睨んだままだ。
一人で切り抜けるのか…。
そう覚悟すると、叫んでいた。
「い、いつからだって良いでしょっ!もうっ、皆の前でキスするなんて…。」