平成31年第1回日野市議会定例会閉会

2月26日から開会された平成31年第1回日野市議会定例会が閉会。過去最大の予算規模となる688億円が計上された平成31年度一般会計予算案は、賛成多数で可決。また、小中学校の体育館にエアコンを設置するうえでの調査費用などが計上された平成31年度一般会計補正予算などが可決されました。

今回の議会では、以下の内容について一般質問を行いました。

「若い世代の皆様の声を生かした取り組みについて」…若者会議の実施、ドローンの活用などについて取り上げました。

「地域のバス路線について」…日野市の東部地域にお住まいの皆様から頂いたお声を踏まえ、バス路線の利便性向上を求めました。

🔶「若者会議」や「ドローン」について

多摩市では若い世代の皆様が主体となり「住んでみたい」、「訪れてみたい」と思えるような魅力を引き出し、発信していくために、2017年6月から「多摩市若者会議」をスタートしています。

この多摩市若者会議は、これまで、市内外の大学生を中心とした若者会議実行委員が中心となり、口コミや SNS 等により参加者の輪を拡大させながら、ワークショップとフィールドワークを通して、さまざまなプロジェクトに取り組まれているということです。

会議とフィールドワークへの延べ参加者数は 285人、参加者の平均年齢は 26.8 歳。多摩市のために何が出来るかを考えアイデアが出され、その中の大きな柱として、「若者の集まれる場をつくる」という目標を掲げ取り組まれてきたということ。そうしたなか、多摩の魅力を伝え、新しい出会いや繋がりが生まれる場所として、クラウドファンディングによる若者のまちづくり拠点「未知カフェ ~TAMA REVIVAL~」を立ち上げ、今年４月の本格的な開設に向けて、いま具体的な運用などについて検討されているということです。

また以前、行政調査に出かけた寝屋川市の「ねやがわ若者会議」でも、若い世代の皆様の声を生かした取り組みの大切さを学ばせていただきました。

この「若者会議」は全国的に広がっており、若い世代の多彩な人材のネットワークによって協議、検討する場として、広がりを見せています。

今後、日野市でも、この「若者会議」に取り組み、若い世代の皆様の視点、アイデアなどを生かした活気あるまちづくりを進めていただくことを求めました。

次に、「ドローン」について質問。私は、先日、葛飾区にある世界最大のドローンメーカー「DJI」の公式認定ドローン屋内飛行場を視察。屋内飛行場としては首都圏有数の広さで、ドローン飛行の練習に最適な施設でした。

いまドローンの普及は急速に進んでおり、災害時における情報収集として、人が近づけない場所の状況の確認や、有人ヘリでは困難な低空飛行で現場の細部の確認など、災害救助や、また農業の分野などでも活用がさらに期待されています。
政府は、ドローンのさらなる用途拡大に向け、操縦者が目で直接確認できなくても機体を飛ばせる「目視外飛行」を認めるなどの規制緩和を積極的に進めており、ドローンによる遠く離れた場所への荷物搬送も始まっているということです。
国土交通省によりますと、2017年のドローンの飛行許可承認申請数は、約1万9000件と非常に多いということ。それだけに、ドローンの普及で、経済発展をもたらす「空の産業革命」への期待は大きいと言われています。
また、東京都においては、社会的課題の解決に資することが期待されるドローンの利活用について検討し、普及を促進していくための予算が計上されています。
今後ますます、様々な有効的な活用が期待されるなか、日野市でのドローンによる撮影映像の行政PRへの活用状況、動画等の映像を使ったシティプロモーションへの活用状況、防災面での活用状況などにについて質問しました。

🔶「地域のバス路線」について

地域のバス路線については、日野市の東部地域である第一日野万、第二日野万、万願荘、下田、こうした地域にお住いの高齢者の皆様からいただいたお声を踏まえて質問。
●高齢社会への対応や生活利便性向上を目指した今後のバス路線について

●立川駅北口、日野駅、高幡不動駅を結ぶ一般路線バス立65線が今年１月下旬から運行経路が変更され、一日一往復となった状況について

●新設された立６６線の第四小学校と甲州街道駅北の間へのバス停増設について
●立６５線が一日一本になったことに伴う、万願寺３丁目付近の万願寺グラウンド北や日野万願寺グラウンドの利便性向上について
●万願荘や第四小学校付近からの、市役所方面への利便性向上について

以上の、内容について取り上げ、京王電鉄バスとの協議を進めていただくことを求めました。