座禅の修行をするために31歳最後に日に旅でたオレ。
駅に着き、宿泊先のお寺と車の迎えが来る、来ないで揉めに揉めたが、やっと迎えが来たのだった。
車内から見た道はコンクリートで舗装されていたが、やはり街灯は一個もなく真っ暗な道。
クマが出てもおかしくないのかもな。
車は一本道からちょっと右に入ったところで車が停車した。
車から降りるとサムエの男が
「こっちです。」
って、暗い道を案内する道の先から光が見えてきた。
おおぉ~やっと・・・やっと到着だ。
クソ弟よ、お前の顔を拝んでやるぜ!!
玄関をくぐると女将さん?が
「申し訳ありませんでした。」
って頭を下げながら迎えてくれた。
が!弟さんの姿は見えない・・・。
どこにいる弟よ、謝るのは弟さんでしょ!!
【弟さんは?】
って言ってやりたかったが到着していきなり喧嘩腰になってもいけないわな。
まずは相手の出方も見ようじゃないの。
謝ってきた女将さんに。
『あ、あ~いえいえ。』
なんて中途半端な返事をして、サムエの男に今日の眠る部屋に案内された。
すでに部屋の電気は消され、玄関の明りでうっすら部屋の様子が見える。
電話の時点で聞いていた相部屋で、男の人が4人、大人3人に子供1人がいる。
すでに布団が敷いてあり、布団に入っている人もいる。
「好きなところに布団を敷いてください。」
ってサムエの男。
ああ、セルフ布団ね。
布団は部屋で山積みになっている。
この布団、清潔なのか?干しているのか?
って疑いたくなる感じ。
隣りは女性の大部屋みたいで、襖を開けてオレの寝る部屋の男部屋の子供に御母さんが話しかけてる。
なんか、自由だな。
31歳最後の夜、ここで眠るのか・・・。
布団が敷き終わるとすぐにサムエの男が
「馬場さん、夕飯の支度ができたのでこちらによろしいですか?」
って廊下に出ると
「まだ食事をされていない方がいらっしゃるので一緒にお願いします。」
オレ以外にも食事をしていない人がいる!?
オレの案内された部屋から5メートルぐらい先の唯一明りがついている部屋の案内された。
「こちらで。」
案内された部屋は女性が3名、男性1名が座っていた。
『こんばんわ、失礼します。』
なんて、小さくなりながら(すでに小さい体をさらに)空いている場所に座る。
いったいこの4人はなんなんだろ!?
オレは今着いたから夕飯を食べてないからわかるが・・・オレと同じように迎えの車が来なくて今着き、夕飯を食べていない人が??
謎の4人とオレ。
31歳、最後の晩餐は謎の4人と食べることに・・・。
続く・・・・。