家のワンコが生きていたころ、よく散歩に行った公園で、私はホームレスのおじさんに

告白されそうになったことがある・・

 

もうだいぶ前の話だけど、自分でもびっくりする出来事だっただけに、あの日の事は

昨日の事のように鮮明に覚えている・・

 

いつもの公園のいつもの通り道・・・

 

いつものように愛犬を連れて、その道を歩いていると、15メートルくらい前方、向かって右側に

3人掛けのベンチがあって、そのベンチにホームレスのおじさんが3人、腰かけてしゃべっていた

 

あ!言っておきますが、勝手にホームレス呼ばわりしているわけではなく、いつもそこは通る道なので、そこにホームレスの方がいるのは何となく知っていたので・・

 

「こっちに来るよ!」・・

右端のおじさんが、真ん中のおじさんに言った


続けて

「今がチャンスだから言った方がいいって!!」

 

地獄耳だからよく聞こえてくる

周りを見渡すと私以外、誰もいない

 

私は直ぐに察した!

 

真ん中のおじさん、私に気があるんだ!!

もしかして、私、ホームレスのおじさんに告白されるの⁇

 

どうしよう・・

急に足取りが重くなっていく

 

気が重くなって逃げだしたい気持ちになっていく

でも、だからと言って、急に180度方向転換して逆走しては大人げないし・・


そうだ!もしも告られたら、

「ありがとうございます、でも、すみませんが私、結婚しているんです」

そう言おう・・

 

いよいよ、そのベンチの前を通過する・・

 

端のおじさんが真ん中のおじさんに

「ほら!いまだ!!」

と言葉で背中を押した

 

私も意識しすぎて歩き方が変になる


頭の中で予行練習の言葉がグルグル回る

「私、結婚してるんです・・」

あ!違う違う!

「すみません」を先に言わなきゃ…

 

そうこうしていると、丁度、真ん中のおじさんの前を通過した


その時、真ん中のおじさんの声が

ハッキリ聞こえた

 


「あっ!・・この人じゃない」

 

 


え?・・

 


人違い??

 

 

心の中でズコーっとなった

 



なんだよもう!

 

アハハと思ったと同時に、

何だ?この勝手にフラれた感は・・

と複雑な気持ちになった