一週間に2泊3日の

ショートステイに戻してから

2ヶ月が経ちました。

落ち着いて行けてる、と思っていると、

2泊目の夜に、

やはり、

例の怖い電話が

施設の公衆電話からかかってきました。

「誰がこの病院にとじこめてるんだ!」

「・・・え、、、。。。あの〜、」

みんなで決めたじゃない?」

「そんな事言ってない!」

父はいつもの荒々しい口調になります。

「明日、帰ってくるとき、

私家に行って待ってるよ?」

と言うと、

意外な答えが返ってきました。

「え? 明日帰るのか?」

「そうだよ? いつも2泊したら

家に帰ってるじゃない?

私いつも行って待ってるでしょう?」

と言うと、

「そうか、、、それなら何も問題ない。」

(え?なんでなんで?

いつもはもっとくいさがるのに?)

「私が勝手に施設に入れるわけないでしょ!」

と、少し怒り口調で私が言ってみると、

「わかった。」と言って、

父は電話を切りました。

そうなんです、

この一年悩まされた事が

この電話で初めて解決したのです。

父は、ショートステイに行くと、

「帰る」という事を、

完全に忘れてしまうのでした。

これだけ繰り返しているのに、

帰ることを覚えていないのです。

その後、

施設の方に、

「◯◯日、帰る」

と、大きく書いて、

枕元に貼ってもらうよう

お願いしました。


今日、帰ってきたときには、

穏やかに落ち着いておりました。

「認知症」と決めつけてしまって、

そのせいにしてしまうのではなくて、

何でも、

奇妙な事が起きることには、

原因を探ってみる事が

大切なようでございます。