仕事で奈良に帰ってる、春の天気が気持ち良く実家の周辺を歩いて見る。
農業大学が近くにあるが休みなのか、人の気配はしない。
大学につきものの、部活やサークルがあまり無いせいで、休みの日は廃校のように感じる。
いままで乳牛の牛舎があった所は、ピンク色の壁が目立つ老人ホームに建て変わっていた
老人が玄関の椅子に腰掛けタバコをふかしている、会釈をするとたいして興味ない声で「暖かいなぁ」と呟く。
ふと後ろを振り返るとツタの絡まった古い給水塔がある事に気付く、
それをずっと見てると、さっきの爺さんが「来月壊すんや、倒れそうやから」たぶんそんな事を呟いた。